2013 Fiscal Year Annual Research Report
リポソーム化ラクトフェリンを用いた新規慢性関節リウマチ予防法の開発
Project/Area Number |
24659814
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
高田 隆 広島大学, 医歯薬保健学研究院(歯), 教授 (10154783)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北川 雅恵 広島大学, 大学病院, 助教 (10403627)
犬伏 俊博 広島大学, 医歯薬保健学研究院(歯), 助教 (30550941)
宮内 睦美 広島大学, 医歯薬保健学研究院(歯), 准教授 (50169265)
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Keywords | ラクトフェリン / 関節リウマチ / 骨破壊 / 炎症性サイトカイン / リポソーム |
Research Abstract |
歯周病モデルにおけるリポソーム化ラクトフェリン(L- LF) の歯槽骨破壊抑制効果を研究シーズとして、関節リウマチの発症・進行に対するL-LFの効果についてin vivoならびにin vitroの実験モデルを確立し検討し以下の結果を得た。1.リウマチ発症モデルマウスで観察される関節の腫脹ならびに関節の破壊は、L-LFを前投与した群では有意に減少することを肉眼的(リウマチスコア)、画像的(microCT)ならびに病理組織学的に確認した。2.経口投与したL-LFは小腸から吸収され血行性に全身に分布することが確認された。3.ヒト滑膜細胞株を用いた検討の結果、LFはTNF-aの刺激で滑膜細胞に誘導される炎症性サイトカインの発現を抑制することが明らかとなった。4.ヒト滑膜細胞に対するLFの効果はNFκB ならびに MAP kinase 経路の活性化の抑制を介して抑制することが明らかとなった。5.ヒトマクロファージを用いた検討においても、LFはTNF-aの刺激でマクロファージに誘導される炎症性サイトカインの発現をNFκB ならびに MAP kinase 経路の活性化の抑制を介して抑制することが明らかとなった。6.L-LFの経口投与によって、Tregが増加しTh17が減少するとともに、血清中のIL-17が減少することが明らかとなった。以上の結果から、L-LFは関節リウマチの発症・進行を抑制することが明らかとなった。
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Research Products
(7 results)
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[Presentation] Bovine lactoferrin enhances osteogenesis through TGF-beta receptor signaling2013
Author(s)
Inubushi T, Kosai A, Yanagisawa S, Chanbora C, Miyauchi M, Yamasaki S,Sugiyama E, Ishikado A, Makino T, Takata T
Organizer
XIth International Conference on Lactoferrin: Structure, Function and Applications
Place of Presentation
ローマ、イタリア
Year and Date
20131006-20131010
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