2012 Fiscal Year Research-status Report
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24659837
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
富田 世紀 大阪大学, 歯学部附属病院, 医員 (70619999)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村上 秀明 大阪大学, 歯学研究科(研究院), 准教授 (00263301)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | MRI / 画像診断 |
Research Abstract |
研究の目的は、高価で大きな場所が必要な従来のMRIスキャナに代わり、外来診療でも使用可能な小型でハンディタイプのMRIスキャナを開発することである。画像診断に大きく寄与するMRIの高い軟部組織間コントラストを損なうことなく、また断層画像の良さを維持したまま、手軽に使用できるMRIスキャナを作成することが目標である。 今年度は、静磁場発生コイルを試作した。直径20cmで幅が3cm程度のドーナツ型のプラスチック製環状物に銅線を巻き付け、主コイルとなる静磁場発生装置を作成した。コンデンサを介し電流を通じ、電流とコンデンサの値を変化させたときの、コイルの入力インピーダンスと磁場強度の周波数特性を測定した。また、インピーダンス変換回路を付加し、入力インピーダンスを可及的に大きくし、磁界の強度を大きくした。 MRI撮像では、この磁場の均一性が最も重要な問題で、この均一性を損なえば画像は取得できない。この際の磁場の均一性を、ガウスメータを用いて測定し、コイルの巻き数、コイルの直径、巻く方向に垂直な長さの最適値を検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
作成したコイルによる磁場はかなり不均一となった。磁場の不均一を補正する最も簡単で単純な方法は、小鉄片を磁場強度の低い部位に取り付けることである。これにはかなりの試行錯誤が必要で、磁場の均一性を10 ppmとしたかったが、現在の所100 ppm以上となっている。
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Strategy for Future Research Activity |
小鉄片の設置位置を工夫し、上記の磁場均一性を10 ppmにまでできれば、次に、送受信コイルを作成する。 RFパルスを照射するための送信コイル、対象からの信号をキャッチするための受信コイルを通法に従って作成する。この送受信コイルの大きさは、本年度作成した静磁場発生コイルとほぼ同じ大きさで同じデザインであることが必要と考えられる。すなわち、直径20cmで幅が3cm程度のプラスチック製環状物に銅線を数回程度巻き付け、送受信コイルとなるRFパルス送受信装置を作成する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
RFパルスは、今回購入予定のMRI用パルスパワーアンプ・LPPA 17040Wを用いて発生させる。このコントロールには、今回購入予定のRF出力制御用PC・HP57210を用いる。この装置では、矩形波のパルス発生が可能となっている。 他に消耗品として、光ファイバー、成型用エポキシ樹脂を購入する。 備品、消耗品以外では、研究発表と英文校正費などに使用したい。
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Research Products
(7 results)