2012 Fiscal Year Research-status Report
遺伝性結合織疾患モデルを用いた侵襲性歯周炎の分子病因解析
Project/Area Number |
24659923
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
山田 聡 大阪大学, 歯学部附属病院, 講師 (40359849)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北村 正博 大阪大学, 歯学研究科(研究院), 准教授 (10243247)
村上 伸也 大阪大学, 歯学研究科(研究院), 教授 (70239490)
北垣 次郎太 大阪大学, 歯学部附属病院, 講師 (90570292)
|
Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2014-03-31
|
Keywords | 遺伝性結合織疾患 |
Research Abstract |
1)遺伝性結合織疾患モデルマウスの作製 TGF-betaI型受容体のGSドメインにmissense変異を導入した相同組換え用ノックインベクターを構築した。同ノックインベクターをES細胞へ遺伝子導入し、G418にて薬剤選択することにより、相同組換えES細胞クローンを樹立した。同ES細胞クローンを胎盤胞へマイクロインジェクションし、生まれたマウスを解析することにより、キメラマウスを産出した。同キメラマウスを野生型マウスと交配させ、生まれたF1マウスのゲノム解析を行った結果、germ line transmissionが確認され、相同組換えF1マウスを樹立した。現在、Cre発現マウスと交配させることで、F1マウスゲノム上のネオマイシン耐性遺伝子カセットを除去している。 2)遺伝性結合織疾患in vitroモデル解析 正常型TGF-betaI型受容体のcDNAクローンを取得し、タンパク発現ベクターに組換え体を作製した。現在、同受容体cDNAから、遺伝子変異cDNAを作製している。 3)TGF-bataによる歯根膜細胞機能制御 歯根膜細胞をTGF-betaにより刺激することで、歯根膜細胞の細胞分化を制御しているコラーゲン分解酵素cathepsinKの発現が抑制を受けることを見出した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
マウスモデルおよびin vitroモデルにおいて、遺伝子変異体の作製を行っており、完成まであと僅かながら、時間を要している。
|
Strategy for Future Research Activity |
マウスモデルおよびin vitroモデル用の遺伝子変異体を完成させ、それぞれを用いた機能解析を進めていく予定である。
|
Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
タンパク発現解析用の実験試薬の購入を予定している。
|
Research Products
(1 results)