2013 Fiscal Year Annual Research Report
遺伝性結合織疾患モデルを用いた侵襲性歯周炎の分子病因解析
Project/Area Number |
24659923
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
山田 聡 大阪大学, 歯学部附属病院, 講師 (40359849)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北村 正博 大阪大学, 歯学研究科(研究院), 准教授 (10243247)
村上 伸也 大阪大学, 歯学研究科(研究院), 教授 (70239490)
北垣 次郎太 大阪大学, 歯学部附属病院, 講師 (90570292)
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Keywords | 遺伝性結合織疾患 |
Research Abstract |
1)遺伝性結合織疾患モデルマウス(TGF-bI型受容体変異マウス)の作製 TGF-bI型受容体変異F1マウスのゲノム上に存在するネオマイシン耐性遺伝子カセットを、Cre発現マウスとの交配により除去した。その結果、TGF-bI受容体変異マウスの樹立に成功した。同遺伝子変異ヘテロマウスは、正常な発育を示し、繁殖も可能であった。ヘテロ変異マウス同士での交配実験においてホモ変異マウスは作出されないことから、同遺伝子のホモ変異は、致死性を示すことが示唆された。 2)変異型TGF-bI型受容体におけるシグナル伝達解析 正常型TGF-bI型受容体のcDNAクローンを鋳型として、変異型TGF-bI型受容体cDNAクローンを作製した。同クローン発現ベクターを構築し、293細胞へ遺伝子導入した。そして、同293細胞をTGF-bにて刺激した際のTGF-bシグナル伝達をリン酸化smad2ウエスタンブロットにて解析したところ、変異型TGF-bI型受容体は、野性型と比較して、TGF-bシグナルが過剰になる可能性が明らかとなった。
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