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2013 Fiscal Year Annual Research Report

歯間乳頭を再建するための槽間中隔型インプラントの開発

Research Project

Project/Area Number 24659928
Research InstitutionNihon University

Principal Investigator

西田 哲也  日本大学, 歯学部, 助教 (10287659)

Keywords国際情報交換 / アメリカ / 歯間乳頭 / 再生 / 槽間中隔型インプラント
Research Abstract

当研究課題である『歯間乳頭を再建するための槽間中隔型インプラントの開発』の研究実績は以下の通りである。
平成24年度は、歯間乳頭を形成する歯槽骨の槽間中隔の標準的な三次元的形態を調査し、サイズの異なる3種類のインプラントを作製した。より多くのケースに対応するため、ボディ部ならびに脚部の形態について,物理学的ならびに生物学的な観点と施術の操作性を考慮した形態になるように工夫を施した。ボディ部と脚部の中央には周囲組織が陥入しやすいように小孔を付与した。
平成25年度は、試作された3種類の槽間中隔型インプラント体を予備を含めたウサギ4頭の頭蓋骨に植立し組織学的検討を行った。インプラント埋植8週間後に、周囲軟組織を含むインプラント埋植部を標本作製し組織学的観察を行った。真皮・皮下組織の変化は、全例ともインプラント体周囲に結合組織の増加を認め、リンパ球の浸潤がわずかに認められた。検体間の差異は認められなかった。骨内に埋入されたインプラント周囲にはわずかにマクロファージの浸潤や骨芽細胞の増殖が認められた。検体間の差異は認められなかった。インプラント体の小孔内には、新生した軟組織ならびに硬組織の陥入を認め、インプラント体は周囲組織と一体となり支持している様子が観察された。表皮、真皮・皮下組織、骨組織および小孔内にインプラント体を異物としてみなした肉芽組織の形成を認めたが、これら肉芽組織の形成の程度は弱かった。
今回作製された3種類全てのインプラントは周囲軟組織を隆起させ、周囲組織と一体化することにより軟組織の隆起を維持させることから、このインプラント槽間中隔部に植立することで歯間乳頭を再建できる可能性が示唆された。

URL: 

Published: 2015-05-28  

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