2013 Fiscal Year Research-status Report
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24659954
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Research Institution | Kanagawa University of Human Services |
Principal Investigator |
杵淵 恵美子 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 教授 (60245389)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 安子 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 准教授 (40285010)
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Keywords | 妊娠中絶 / 中絶ケア教育 |
Research Abstract |
近年の日本では、妊娠した女性の5~6人に一人は妊娠を中絶しており、1日に約600件あまりの人工妊娠中絶術が実施されている。そこで、本研究では、看護の新たな専門分野として、妊娠中絶を希望する女性へのケア分野を指向し、看護職者に必要とされる教育内容を明らかにし、専門分野成立の可能性を検討する。 本年度は、海外文献の翻訳と抄読により、海外における妊娠中絶を希望する女性へのケアに携わる医療職者の教育内容の把握と、WHOから新たに発行された「安全な中絶」のためのハンドブックの内容把握を行った。また、RCOG(Royal College of Obstetricians & Gynaecologists)による人工妊娠中絶に関するConsensus Statementの内容を確認した。 「Abortion Care Study Day,28 April 2008-Consensus Statement」によれば、議論の焦点はトレーニング、サービス提供、権限の委任の3点である。中絶ケアのトレーニングは、外科的ケアと同様に、患者選択の適合性、コミュニケーションスキル、多様性の受容を含み、包括的なリプロダクティブヘルスケアの不可欠な一部となっている。サービスの提供に関し、医療中絶における看護師の関与が推奨されるべきであり、法律が許せば看護師は手術を含め大きな役割を担うようになるだろうとし、サービスの提供と利用性が大幅に改善されると予測している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
海外におけるTOPケアの教育状況を視察予定であったが、受け入れ先研究機関の都合により視察が困難となった。そのため、今年度は文献検討のみの研究成果となった。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度中に再度視察受け入れ先との調整を行い、海外のTOPケアの教育状況を確認する。また、日本国内のTOPケアに関する教育の現状と、海外のTOPケア教育の比較のため、調査票調査を計画/実施する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
予定していた海外視察が受け入れ先の都合のため実施できず、海外渡航旅費が残った。 今年度改めて海外視察の受け入れ先と日程調整を行い、実施予定とする。
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