2014 Fiscal Year Research-status Report
NICUを退院した子どもをもつ親の親子関係形成過程における思考と感情の検討
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24659999
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Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
安藤 晴美 山梨大学, 総合研究部, 講師 (20377493)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 家族看護 / 子ども虐待 |
Outline of Annual Research Achievements |
NICUを退院したこどもをもつ親の妊娠中、出産、育児経験から親子関係を築いてきた過程を理解するとともに、その過程の時々においていかなる思考を抱いてきているのかを考察し、子ども虐待の予防を目指した親子関係形成への看護職者としての支援の方法を明確化することを目的として取り組んでいる。 研究依頼の段階で難航しており、承諾が得られた施設は1施設から2施設に増やすことはできたが、施設の特徴により研究対象者の増員は現在見込めない状況である。 研究対象者の予定数を満たさないが、現在収集できたデータより分析を進めていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
近隣県のNICUの病床を有する施設へ研究の依頼を行ったが、部外者による患者の親を対象として研究であることに難色を示されたり、書面による諾否の返信をいただけない状況である。 依頼している施設のNICUの看護を評価させるのではないかというイメージをもたれることや、窓口である管理者が親(研究対象者)の負担感を推測され、研究の受け入れを拒否されている。
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Strategy for Future Research Activity |
研究協力の承諾を得られている施設には、研究対象者の選定、紹介の依頼を継続していき、データの確保には努めていく。 予定数を下回っているが、現在得られたデータの分析を進め、考察していく。
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Causes of Carryover |
研究協力施設への旅費の利用額が少ないこと、データ収集時の施設として借用できる会議室なども想定していたが、研究協力施設内でのデータ収集のため支出がないこと、これに伴いベビーシッターなどの協力者への依頼をしていないため人件費が発生していないことも理由である。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
現在手元にある音声データの文字起こしを業者依頼することが、支出の大部分になると考える。60分あたり12,000から21,000円の費用を要し、研究対象者1名につき60分程度の音声データを9から10名分を依頼することになる。 他、必要に合わせて翻訳代、報告書の印刷代などに使用する。
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