2013 Fiscal Year Research-status Report
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24660007
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Research Institution | Ishikawa Prefectural Nursing University |
Principal Investigator |
東 雅代 石川県立看護大学, 看護学部, 助教 (80457887)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西村 真実子 石川県立看護大学, 看護学部, 教授 (50135092)
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Keywords | 子ども / デスエデュケーション / グリーフケア |
Research Abstract |
日本グリーフケア協会主催の、グリーフケア・アドバイザー2級講座を受講した。この講座で、グリーフの知識とケア実践について、悲嘆研究の歴史について、悲嘆とそのプロセスの理解について深く学んだ。本研究課題で『きょうだいや大切な人を亡くした子ども』への支援や、デスエデュケーションについて取り組みたいと考えている。そのため、改めてグリーフケアについての基本的考え方や、日本におけるケアの現状について詳細に学ぶことができた。講座では、伴侶・親・子どもを亡くした人の反応やケアについては多く話を聴くことができたが、子どもが身近な人を亡くした場合の反応やケアについての内容は少なかったため、深めていく必要性を感じ、研究の意義もあると実感したため、具体的に研究と実践を遂行していきたいと考える。 実際の研究活動は、当初の計画のとおり「各職種・親へのデスエデュケーション・グリーフケアに関する認識と実態について」のテーマで、質問紙調査を実施する準備をほぼ終えており、倫理審査申請中のため、この結果を受けて調査に入る予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
グリーフケア・アドバイザー講座参加により、自分が実施したいと考えるプログラムの内容について構想が出来上がってきているが、実現可能性やそのニーズについて検討する調査の進捗が遅れているため、実施していない。早急に「各職種・親へのデスエデュケーション・グリーフケアに関する認識と実態」調査を実施し、プログラムの実践も念頭においてすすめていく必要がある。また、過去に大切な人をなくした経験がある青年期の対象へのインタビューも、調査として終えていないことから、研究目的の達成度はやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
「各職種・親へのデスエデュケーション・グリーフケアに関する認識と実態について」、「過去に大切な人をなくした経験がある青年期の対象へのインタビュー」の調査2点について、調査を進め、分析する予定である。さらに、これらの調査で得られた結果と米国での研修で得た成果、グリーフケア・アドバイザー講座受講の成果をもとに、支援プログラムの試案を作成し、実施したいと考えている。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
調査実施が遅れており、人件費を使用していないことから、次年度使用額に移行する必要があるためである。 調査対象者からの質問紙返送の郵送費として使用する。逐語録作成や調査用紙のデータ入力を業者に依頼するため、人件費に使用する。研究成果を公表するため、学会への参加を考えており、旅費も必要になる。論文投稿のために、抄録部分の英訳を専門家によりチェックを受けるため、翻訳料が必要になる。
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