在日高齢者・韓国人高齢者と日本人高齢者の抑うつの要因にかんする研究

2014 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 24660036
• Research Institution: Nagoya University
• Principal Investigator: 伊藤 尚子 名古屋大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (80456681)
• Project Period (FY): 2012-04-01 – 2015-03-31
• Keywords: 高齢者 / 在日コリアン高齢者

Outline of Annual Research Achievements

本年度は研究の最終年度であるため、過去の研究の全体像を概観し不足項目について追加調査のため、１）東海２）関西の在日コリアン高齢者施設にて研究者が参与観察を行った。１）では高齢者の介護施設利用の様子や、介護予防サービスの実際を参与観察し、実務者への聞き取りを実施した。２）については点在する施設への訪問と、施設責任者へのインフォーマルな聞き取りを行った。結果分析をもとに次年度の研究に向けて抑うつとソーシャルネットワークの関連項目をインタビューガイドに追加、修正を行った。韓国人高齢者に向けての調査については、倫理委員会の申請及び承認は済んだが、現地研究協力者の調整に時間が必要なため、今後も継続して情報を共有していく予定である。参与観察の結果は研究目的に沿って分析を進め、結果をまとめている。