2013 Fiscal Year Research-status Report
入力支援に看護実践用語標準マスターを用いた訪問看護支援システムの構築
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24660039
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
江口 幸典 琉球大学, 医学部, 准教授 (50160354)
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Keywords | 訪問看護 / 医療情報 |
Research Abstract |
本研究は訪問看護領域での看護実践用語標準マスターを用いて入力支援システムを構築することが目的である。そのうち本年度の到達目標は、昨年度構築した訪問看護入力支援システムの運用を通して不備な点や改善すべき点を明確にし改良し、より使いやすいシステムの構築を行う事である。実際運用を始めると、協力先ステーションから一部の訪問先では通信状況が悪く、通信の範囲内であるにも関わらず室内では入力できず室外での入力を行わざるを得ない等の事例が発生するなどの報告が出たため、個人情報を入力しない範囲でモバイル端末に1回分の最低限のデータを蓄積し、通信状態が良い所でデータの同期が出来るように変更する等、より実用的になって来た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画通り、サーバーとモバイル端末を利用した訪問看護入力支援システムの基本部分はすでに完成し、現在協力先訪問看護ステーションの使用感、操作感、要望等を聴取しながら、細部の改善を行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後ともより実用的なシステムを目指すため細部の改善を進める必要がある。とくに看護実践用語標準マスターを使用した入力支援の部分は、訪問看護師の入力内容とずれがあるようで何らかの改善策を考える必要があると思われる。基本的な仕組みはほぼ完成したので、今後の改善がシステムの使い勝手に大きく影響すると考える。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
十分な期間を考慮し物品の発注を行ったが、メーカー在庫切れ等の理由により3月末までに納品できなかった物品がある為使用額に差額が生じた。 上記物品が4月中に納品される予定である為、実質的には次年度使用額は当初予定額と同額になる予定。
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