2012 Fiscal Year Annual Research Report
筋局所アンドロゲン産生機構の新たな筋萎縮予防メカニズム
Project/Area Number |
24680070
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (A)
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Research Institution | Senshu University |
Principal Investigator |
相澤 勝治 専修大学, 文学部, 講師 (80375477)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | サルコペニア / アンドロゲン / 自己分泌 / 骨格筋 |
Research Abstract |
平成24年度は、筋局所アンドロゲン産生機構が筋タンパク合成・分解系に及ぼす影響について検討した。実験1ではSrd5a1発現が筋タンパク合成に及ぼす影響について検討した。Srd5a1遺伝子を培養筋細胞に導入し、Srd5a1を介した筋局所活性型アンドロゲン産生が筋タンパク合成系に及ぼす影響について検討した。Srd5a1を骨格筋培養細胞へ導入した結果、タンパク合成開始因子であるp70S6Kのリン酸化レベルの増大が認められた。また、培養骨格筋で産生された筋組織中のDHT濃度が明らかに増大した。このことは、Srd5a1を介した活性型アンドロゲン産生機構は、筋タンパク合成に働いている可能性が示唆された。 次に、Srd5a1を介した筋局所活性型アンドロゲン産生と筋萎縮抑制の関連性を明らかにすることを目的とした。Srd5a1遺伝子を導入した培養骨格筋細胞に対して,デキサメタゾン添加により筋萎縮を誘導し、筋管の形態的変化と骨格筋特異的ユビキチンリガーゼMAFbx/atrogin-1やMuRF1の発現が筋局所アンドロゲンによって抑制される否かについて検討した。その結果、デキサメタゾン誘導性による筋萎縮はSrd5a1導入によりMAFbx/atrogin-1の遺伝子発現を抑制することが示された。 以上のことより、骨格筋局所におけるSrd5a1を介した活性型アンドロゲン産生機構は、骨格筋のタンパク合成と分解抑制の両面に関与し、骨格筋適応に重要な役割を果たしている可能性が示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究採択初年度として、測定器機の購入及び測定環境の整備に時間を要したが、24年度に計画していた実験及びその成果はおおむね示すことが出来た。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は予定している研究計画を着実に実施・検討し、研究成果をさらに推進してくために、実験環境を整えて行く予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
生化学消耗品として予定していた助成金に繰り越し金が生じ、次年度の研究遂行時に使用する予定である。
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Research Products
(7 results)
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[Journal Article] Mucosal immune function comparison between amenorrheic and eumenorrheic distance runners2012
Author(s)
Kazuhiro Shimizu, Natsumi Suzuki, Mariko Nakamura, Katsuji Aizawa, Tomoko Imai, Satomi Suzuki, Nobuhiko Eda, Yukichi Hanaoka, Kikuko Nakao, Naoto Suzuki, Noboru Mesaki, Ichiro Kono, Takao Akama.
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Journal Title
Journal of Strength and Conditioning Research
Volume: 26巻
Pages: 1402-1406
Peer Reviewed
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