2014 Fiscal Year Annual Research Report
両親媒性ブロックコポリペプチドを用いた二核金属錯体の集積固定化
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24685019
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Research Institution | Sojo University |
Principal Investigator |
黒岩 敬太 崇城大学, 工学部, 准教授 (70336006)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 自己組織化 / 両親媒性ジブロックコポリペプチド / 機能性金属錯体 / ナノ構造 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度までに、アミノ酸N-カルボキシ無水物の開環リビング重合によりブロック型のオリゴペプチドを合成し、様々な物性を検討した(分子量分布1.1程度)。さらに機能性金属錯体の合成やその複合化状態を検討した、本年度はさらに分子集合体の物性評価を遂行し、研究を実施する。 ・機能性金属錯体集合体の整列の評価手法の構築 金属錯体は、配列状態により電子状態が変化すると考えられる。個々の金属錯体については、あらかじめ電子状態がスイッチするために必要なエネルギー障壁をUV-vis-NIRスペクトルや電気化学的測定(CV測定etc)を用いて評価した。さらに複合体中における集合体スイッチングについて、UV-vis-NIRスペクトルや、CV測定にて評価し、個々のエネルギー障壁がポリペプチドとの複合化によってどう変化するかを評価し、集合体ならではの電荷分離状態を生み出す条件を確認した。 さらに、金属錯体の配列について、透過型電子顕微鏡を駆使して、評価を行った。このことから、金属錯体の集合体配列について評価した。 ・ポリペプチド-機能性金属錯体における構造伝播の評価 上記で生成した配列条件について、熱応答による効果を検討した。熱印加によって形成されるポリペプチドの構造緩和やそれに伴うアロステリック効果によって、金属錯体の整列やランダム化の構造依存性を、UV-visスペクトル、発光スペクトル、透過型電子顕微鏡などによって検討した。これらのことから分子システムとしての配列構造状態の伝播構造を明らかにした。また、基板上に配列固定化したこれらの複合体についての走査型トンネル顕微鏡での電子状態の評価を行った。以上のことから、構造伝播のドミノ式伝播(ドミノモーション)が起こる条件について検討をしている。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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