2014 Fiscal Year Annual Research Report
細胞内分子過程の超解像イメージングを実現する蛍光プローブ
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24685027
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
佐藤 守俊 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (00323501)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 蛍光 / プローブ / 超解像 / イメージング / 細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
タンパク質間相互作用に応答して緑色の蛍光を生起するconditional paFP-Gと赤色の蛍光を生起するconditional paFP-Rを開発した.このように開発した単色型のconditional paFPを用いて,細胞接着斑で機能するタンパク質間の相互作用を超解像イメージングできることを示した. さらに,生きた細胞でのライブセル超解像イメージングを実現するために,本研究の開始時から全く新しい光活性化型蛍光タンパク質の開発研究に着手している.この目的のために,既存の光活性化型蛍光タンパク質にランダムにアミノ酸変異を加え,当該蛍光タンパク質をOFFにするための量子収率を大幅に高める研究を行っている.その結果,量子収率が大幅に向上した変異体を取得することに成功した.この変異体を用いると,既存の光活性化型蛍光タンパク質の1,000 分の1程度の微弱な光照射で超解像イメージングを実現できることが明らかになった.このレベルの光照射は全く光毒性が無いため,絶え間なく超解像イメージングを継続できる.この光活性化型蛍光タンパク質により,既存のツールでは不可能だった著しく長い時間スケールのライブセル超解像イメージングが実現しつつある.既存技術の限界を克服して,ライブセルの超解像イメージング技術を開拓することは非常に重要と考えている.本研究で得たきっかけを,今後の研究として大きく発展させていきたいと考えている,
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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