2014 Fiscal Year Annual Research Report
拡散強調画像による脳構造の内部分画化と、その機能および疾患との関連の解明
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24689047
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
高尾 英正 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (10444093)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 脳・神経 / MRI |
Outline of Annual Research Achievements |
脳の内部構造の妥当な分画化のため、拡散強調画像(diffusion-weighted imaging)、形態画像(structural imaging)、機能画像(functional imaging)における撮像条件および画像補正などが及ぼす影響についてのこれまでの検討を基礎として、理想的な撮像条件における、拡散強調画像(diffusion-weighted imaging)による構造的な連結性に基づく内部構造分画化の方法についての検討を行い、引き続き進めている。さまざまな脳構造では内部構造ごとに機能が異なることが多いが、通常の撮像法では内部構造を直接描出することは難しく、脳構造および機能の解明において重要と考えられる。また、平行して、疾患データなど通常の撮像データへの分画化法の応用、妥当性の評価を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
おおよそ計画に沿って進められていると考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、脳拡散強調画像・脳形態画像および脳機能画像により同定される他の領域との結合性にもとづく内部構造の分画化方法の確立と妥当性の評価を進めるとともに、疾患データなど通常の撮像データへの分画化法の応用を進め、得られた結果に対してとりまとめを行い、成果の発表を行っていく。
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Causes of Carryover |
論文の審査に時間を要している成果があり、これらの出版に関する費用やそれに伴う他の成果の発表や出版にずれ込みがあり、これらに伴う費用を中心に次年度使用額が生じている。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
これらの出版や発表に伴う費用を支出するとともに、引き続き、解析を進める上で必要となる計算機やソフトウェアの費用、情報収集および研究発表のための旅費や出版に必要となる費用を中心として支出する予定である。
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