2013 Fiscal Year Annual Research Report
腸管上皮細胞に発現するLGR5のスプライシングバリアントの解析
Project/Area Number |
24689054
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
西村 潤一 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20379209)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 腸管上皮細胞 / LGR5 splicing varinat |
Research Abstract |
LGR5のエクソン5を認識するプローブとエクソン4~9を認識するプローブを用いて各々エクソン5を含んだ全長LGR5とスプライシングバリアントを含んだ総LGR5をin situ hybridizationを用いてLGR5のスプライシングバリアントの局在を解析した。その結果全長LGR5は陰窩のみに陽性細胞を認め、総LGR5は陰窩を中心にKi67が陽性であるtransit amplifying細胞も染色された。これらの結果はこれまでの解析を支持する結果であった。LGR5の全長、エクソン5を欠損させたLGR5Δ5、エクソン5~8を欠損させたLGR5Δ5-8の恒常的発現したHEK293細胞株を樹立した。Wnt3AとR-spondin-1を投与することによりwntシグナルの活性化を解析した。結果ある条件下ではLGR5Δ5株やLGR5Δ5-8株のwnt活性が上昇しており、このwnt活性の上昇が増殖能に関連している可能性が示唆された。エクソン5を特異的に認識する抗体を作成し、臨床検体を用いてLGR5の染色を行ったが非特異的なタンパクを検出するために全長LGR5を特異的に検出できなかった。また、上記の3株を用いてWnt3A、R-spondin-1による刺激前後で膜蛋白を抽出し、抗LGR5抗体を用いて免疫沈降後に質量分析により共役するタンパクを解析した。刺激により共役するタンパクXが同定されている。このタンパクに関してはLGR5との関連が報告されていない分子であり今後の解析が必要である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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