2014 Fiscal Year Annual Research Report
血管新生因子・内皮機能が妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病発症へ及ぼす影響の疫学的検討
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24689061
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
目時 弘仁 東北大学, 東北メディカル・メガバンク機構, 講師 (20580377)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 妊娠高血圧症候群 / 妊娠糖尿病 |
Outline of Annual Research Achievements |
エコチル調査の追加調査には、宮城ユニットセンターにおいてエコチル調査に参加した9,217名のうち、3,795名が参加した。妊娠中のグリコアルブミン値は実際に2,384名に測定することができ、全体調査の参加者と、追加調査の参加者、値を測定した参加者の間に、身長や、妊娠初期~後期の体重・血圧に明らかな群間差は認めず、分娩時の記録も同等であった。妊娠16週のグリコアルブミン値で均等5分割して検討をしたところ、登録時の身長に有意な群間差は認められなかった。妊娠初期・中期・後期の体重並びに血圧に関しては有意な群間差を認め、グリコアルブミン値が小さいほど体重・血圧が高値だった。一方、グリコアルブミン値と児の体重との間には有意な関連を認めなかったが、妊婦の身長・妊婦の分娩直前の体重・在胎期間で補正した場合、出生時のみの体重に群間差を認め、グリコアルブミン値が大きいほど出生体重が大きかった。 BOSHI研究に参加した妊婦のうち平均年齢31.3歳の530人に対し、妊娠初期・中期・後期の白衣効果を評価したところ、それぞれ 4.1/3.8mmHg, 3.4/1.6mmHg, 1.8/2.4mmHgであった。妊娠初期では、初産婦・経産婦に有意差が認められ、収縮期血圧で、それぞれ5.1±0.6mmHg、2.8±0.7mmHgであった。東日本大震災が生じた2011年3月に実際に血圧を測定した妊婦は133人であり、これを含む1,137人の妊婦の血圧を分析した。2011年3月以外の血圧の平均値は105.9/63.2mmHgであり、東日本大震災直前の3月11日の朝の血圧は105.0/64.1mmHgと変化はなかった。一方、3月12日の朝の血圧は110.7/63.6mmHgと、収縮期血圧が上昇していた。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(4 results)