2013 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
24700050
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
中原 啓貴 鹿児島大学, 理工学研究科, 助教 (20624414)
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Keywords | 決定グラフ / 組込みプロセッサ / コンパイラ |
Research Abstract |
クラスタ分割を表現する多値決定グラ フを提案した. 与えられた論理回路をクラスタ の集合に分割し, 各クラスタを特性関数を表現する 多端子 2 値決定グラフ (MTBDD for CF) で表現す る. 各 MTBDD for CF をトポロジカル順序で接続し, 分割 MTBDD for CF を得る. 最後に, 与えられたメモリに収まるように分割 MTMDD for CF を得る. 従来の決定グラフでは節点数が爆発する関数を用いて比較を行った結果, 提案決定グラフはコンパクトに表現でき, 節点数の複雑度は O(g) (g はゲート数) である. また, メモリ量制約 1 [MBytes] に対して MCNC ベンチマーク関数を表現する多値決定グラフを比較した結果, 提案決定グラフは大規模な関数を高速に評価できることがわかった. また, 分割 MTMDDs for CF を模擬するマシンを提案した. 分割 MTMDDs for CF を間接分岐命令と出力命令で模擬する. 節点間をジャンプする入力変数とレイル変数, 及び制御回路はFPGAで実現し, 命令セットは外付けメモリに格納する. 他のプロセッサとの比較を行った結果, 消費電力遅延時間積に関して, 既存の組込みプロセッサよりも優れていた.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画書の進行予定通り進捗しており、今後の計画の見通しも明らかになっているため。
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Strategy for Future Research Activity |
他の応用事例をリサーチし、提案プロセッサに組み込んで性能比較を行う。産業界に開発技術を還元する。
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Research Products
(7 results)