2012 Fiscal Year Research-status Report
リアルタイムな広域環境モニタリングを可能にするPub/Subシステム
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24700068
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Research Institution | Nara Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
松浦 知史 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 特任准教授 (00533845)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | スマートセンサ情報システム |
Research Abstract |
大量に発生するセンサデータをリアルタイムでユーザに届けるために、in-network-processingの機能を備えたPublish/Subscribeシステムの研究開発を進めている。配送過程における負荷分散、スケーラビリティの確保、リアルタイム性の確保が大きな課題となっている。配送過程における負荷分散を実現するために三段の木構造を基礎としたトポロジーを動的に構築し、その中でsubscriptionの分割再配置を行う手法を提案した。 また提案手法を全国規模でオーバーレイネットワークを構築しているPIAX上に実装し、実環境上での性能評価も進めた。手法の論理面からは発見しにくい実環境特有の問題(知見)も得られ、さらなる性能向上のために実装の再検討に 取り組んでいる段階である。またスケーラビリティの確保を実現するために地理位置情報に基づくオーバーレイネットワークの利用方法も検討を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
実環境での実装および性能評価を達成し、幾つかの知見も得られている。また地理位置情報に基づくオーバーレイネットワークの利用方法も検討を進めており、提案手法と整合性を持った形で組み合わせる目途が付いてきている。
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Strategy for Future Research Activity |
実環境から得られた知見を基に実装の再検討を行い、実装を進める。また地理位置情報に基づくオーバーレイネットワークを組み込み、スケーラビリティやリアルタイム性の確保の達成を目指す。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
該当無し
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