2013 Fiscal Year Annual Research Report
リアルタイムな広域環境モニタリングを可能にするＰｕｂ／Ｓｕｂシステム
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24700068
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| Research Institution | Nara Institute of Science and Technology |
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Principal Investigator |
松浦 知史 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 特任准教授 (00533845)
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| Keywords | スマートセンサ情報システム |
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| Research Abstract |
大量に発生するセンサデータをリアルタイムでユーザに届けるために、in-network-processingの機能を備えたPublish/Subscribeシステムの研究開発を進めてきた。この研究では配送過程における負荷分散、スケーラビリティの確保、リアルタイム性の確保が大きな課題となっている。
配送過程における負荷分散を実現するために三段の木構造を基礎としたトポロジーを動的に構築し、その中でsubscriptionの分割再配置を行う手法を提案した。また、提案するPublish/Subscribeシステムを地理情報に基づくオーバーレイネットワーク上に実装し、評価を行った。
この三段木のトポロジー構成を採ることで、ノードが構成するシステムのトポロジーが簡単化されると同時に、センシングデータの配送に適したノードの役割分担を三段木のトポロジーに合わせることで容易に実現できる。この特性を利用する事で、システムのマネジメントコストを抑えつつ地理的に局所的な範囲で概ね均等に負荷を分散することが可能となることを確認した。
評価は全国規模でオーバーレイネットワークを構築しているテストベッドであるPIAX上で行った。実環境に近いネットワークや計算機環境を利用する事で、アルゴリズムの特性からだけでは発見しにくい実環境特有の問題(知見)も得られた。
昨年度に引き続き実装・評価を重ね、研究成果を論文誌等に発表した。
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