2012 Fiscal Year Research-status Report
ストーリー性に着目した地理空間コンテンツ編集・提示環境
Project/Area Number |
24700086
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
藤田 秀之 電気通信大学, 情報システム学研究科, 助教 (90431840)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 地理情報システム / コンテンツ / 地図 / 空間情報 / CGM / ユーザインタフェース |
Research Abstract |
スマートフォンの普及に伴い,写真や文章を位置情報付きで残す習慣は一般化すると期待されるが,その閲覧方法は,単純な地図化に留まっている.これらを手軽にストーリー形式のコンテンツ(例えば旅行記)に編集・公開する環境が整えば,行動や体験に基づく,地域に関する多様で総合的な知識が共有され,コンテンツ制作の動機付けとなることも期待される.本研究では,(1)コンテンツからの場所情報抽出エンジンを開発し,(2)ストーリー進行と場所の範囲や移動の関係を時空間的にモデル化し,本モデルを用い,(3)半自動生成を含むコンテンツ編集環境を実装することを目的としている. 位置・時刻情報を持つフレームのシークエンスとして構成される地理空間コンテンツを対象に,フレーム間の時空間属性の推移に着目して,シークエンス中のフレームが受け手にとって違和感なく連続するためのルールとして,ストーリー性の基礎的モデルを構築する.本モデルを活用したコンテンツ編集・閲覧ソフトウェアを実装してユーザスタディを行い,モデルやインタフェースの改善を図る,という研究計画に従い,24年度は,位置情報付写真のスライドショー約100を対象に,コンテンツの各フレームへの時空間属性付与,時空間属性のモデル化 (ストーリー性の基礎的モデル),編集・閲覧環境の構築,ユーザスタディと改善を行った.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究目的の達成に必要なシステムの一部の実装を行った.
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画に従い,位置・時刻情報を持つフレームのシークエンスとして構成される地理空間コンテンツを対象に,フレーム間の時空間属性の推移に着目して,シークエンス中のフレームが受け手にとって違和感なく連続するためのルールとして,ストーリー性の基礎的モデルを構築する.本モデルを活用したコンテンツ編集・閲覧ソフトウェアを実装してユーザスタディを行い,モデルやインタフェースの改善を図る.25年度は,旅行記ブログ約50万記事を対象に,(1)場所情報抽出エンジンの開発,(2)コンテンツの各フレームへの時空間属性付与,(3)時空間属性のモデル化 (ストーリー性の基礎的モデル)を行う.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
設備備品: 写真データ用ストレージ・Buffalo TeraStation TS-X8.0TL/R5, 8TB, RAID5 (1×210)(東京大学) 210千円 消耗品: 書籍 20千円, GPS/電子コンパス搭載デジタルカメラ・カシオ EXILIM EX-H20G (10×40) 400千円, デジタルカメラ用GPS/電子コンパスユニット・ハンファジャパンPG-S1(10×15) 150千円 国内旅費: 研究打合せ(1名, 3日間) 90千円, 研究成果発表(1名, 3日間) 90千円 外国旅費: 研究成果発表(1名, 7日間) 210千円 その他: 会議参加(国際会議, 1件) 100千円, 論文別刷り代(1件) 150千円
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