2013 Fiscal Year Research-status Report
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24700102
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Research Institution | Kanagawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
大塚 真吾 神奈川工科大学, 情報学部, 准教授 (70509736)
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Keywords | データマイニング / センサデータ / 農家支援 |
Research Abstract |
本年度は、みかんの生育環境に関する統計的な気象データをより多く取得するために、気象センサの増設方法についての検討を行った。また、若者のみかんの消費向上を目指すべく、FaceBookを用いたサイトの構築や仕掛学を用いた企画の提案を行った。具体的な研究内容を以下に示す。 1、気象センサの増設方法に関する検討:みかん山の気象情報をより多く取得するために、センサの増設を行う必要があり、その設置方法、および、センサデータの転送方法についての検討を行った。センサデータの転送に障害が残るものの、定期的にデータ転送が行えることを確認した。 2、観測データ転送サーバの省電力化:多数の機器を太陽光発電だけ賄えるように各機器の設置方法やセンサ制御サーバの省電力化について検討を行った。具体的には、シングルボードコンピュータであるRaspberry PiやZigBeeモジュールを用いた環境構築を行い、その動作確認を行った。 3、みかんの消費向上を考慮したサイトの構築:WordPressを用いた独自のWebサイトの構築と同時に、FaceBookを用いてみかんの消費を向上させるイベント企画などについて検討を行った。また、観測データと連動したホームページについてもプロトタイプの作成を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成25年度以降の計画では、1)観測データの分析・解析、2)気象センサの増設、3)観測データと連動したホームページの作成、の3項目について研究を行う予定であった。今年度は2の一部と3については達成することができた。今年度の当初の予定では、1のデータ解析について行う予定であったが、気象センサの増設方法の検討に時間を要したため、最終年度に行う予定である。 また、当初の計画以外に、4)若者におけるみかんの消費向上に関する検討、について成果を上げることができた。 4に関する研究成果は、国際会議において発表を行い、2・3に関する研究成果についても研究会等で4件の発表を行った。 以上のことから、本年度の達成度についてはおおむね順調に進展していると考える。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度の研究成果をもとに、以下の研究を遂行する。 1、観測データの分析・解析:観測データとみかんの生育データから相関関係を見出し、みかんの栽培に適した気象環境の特定や、早期の出荷量予測など、生産者に役立つ情報の抽出を試みる。 2、研究成果の取りまとめ:最終年度のため、研究成果の取りまとめ、および、外部発表を行う。
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Research Products
(5 results)
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[Presentation] 果物の販売促進のためのWebサイト構築2014
Author(s)
青木孝文, 笹本 芳和, 小林 愛実, 小林 寛高, 大塚 真吾
Organizer
第6回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム(DEIM2014)
Place of Presentation
淡路夢舞台&ウェスティン淡路
Year and Date
20140303-20140305
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[Presentation] Action for the Senior Fruit Farmers2013
Author(s)
Yoshimi Kobayashi, Yoshikazu Sasamoto, Hirotaka Kobayashi, Shingo Otsuka
Organizer
The Third International Conference on Advances in Information Mining and Management(IMMM 2013)
Place of Presentation
Lisbon, Portugal
Year and Date
20131117-20131122