2012 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
24700152
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | The Institute of Statistical Mathematics |
Principal Investigator |
持橋 大地 統計数理研究所, 数理・推論研究系, 准教授 (80418508)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 統計的自然言語処理 / ノンパラメトリックベイズ法 / 確率過程 |
Research Abstract |
音声・音楽処理と統計的自然言語処理との境界領域として、NTT大石ら、産業技術総合研究所 吉井らと共同研究を行い、論文がそれぞれICASSP2013, ICML2013に採択された。 第一著者としての研究は難航していたが、3月に行われた統計数理研究所の数理科学ワークショップにおいて、ガウス過程を用いた言語データのモデリングについての研究の動機と途中経過について発表した。この内容は、2013年度に国際会議に投稿する予定である。 会話タイミングについての研究は遅れており、現在はモデル化に必要な基礎が固まった段階である。 2012年度を通じ、音楽情報処理のCRESTプロジェクトに参加し、記号列の処理を含む、音楽・音声データの処理について議論を重ねた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
ガウス過程に基づく語彙の連続空間でのモデル化を一貫して考えていたが、論文化が遅れているため。また、会話タイミングのポアソン過程によるモデル化も手がついているとは言えず、2013年度中に成果としたい。
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Strategy for Future Research Activity |
2012年度の課題であった単語のガウス過程によるモデル化について、モデルは完成しているため、6月を目処に早急に論文化したい。これは、論文推薦などの情報検索問題にも繋がる研究であると考えている。 また、会話タイミングのモデル化については、夏から進めたい。 本課題である確率過程に基づく統計的自然言語処理について、学生と共に品詞階層構造の教師なし学習問題が進んでおり、これを論文化することも目標の一つである。海外からも学生を受け入れるため、同様の枠組みで生成に関して成果としたい。これらを通じて、大規模計算の複雑さを回避する問題についても考える。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
本年度は自分のものも含め、発表が増えるため、海外旅費に研究費を充当する。また、音楽・音声分野の研究会にも前年度と同様に参加して、本課題に関連する可能性について調査したい。 データは現在充分であるが、必要に応じて購入する予定である。
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Research Products
(5 results)