2012 Fiscal Year Research-status Report
高磁場・高騒音環境下でも頑健な骨伝導光マイクロフォンの高精度化に関する研究
Project/Area Number |
24700181
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Kagawa National College of Technology |
Principal Investigator |
中山 仁史 香川高等専門学校, 電気情報工学科, 助教 (20508163)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 骨伝導光音 / 音声 / 日本語 / 母音 |
Research Abstract |
本研究では,光骨伝導音マイクロフォンにおける明瞭度改善に関する研究を実施した.該当年度では,光骨伝導音の発声文単位の信号収録を行い,明瞭化アルゴリズムを評価するための研究を実施した.これにより,これまで単語単位で行っていた検討から音声コミュニケーションにおいて求められる発声文単位の検討が可能か環境を準備した.これを,国際会議の発表論文としてまとめ発表を行った.日本語は母音のみもしくは子音+母音で表現される言語であることから,日本語5母音の発声を捉えるための研究も実施した.ここでは,無響室内で収録した日本語母音データを対象とし,歌唱や性別に依存した発声データと比較する検討も行った.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
研究実績の該当でも述べたように当初の研究計画を達成し,次年度実施予定の準備もできている.これに加えて,日本語を特徴づける主たる要因である母音に関する研究も実施している.以上のことから,計画通りに研究が実施され,計画以上の進展があるといえる.
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Strategy for Future Research Activity |
発声文単位のデータ収録ができているため,これを明瞭度評価を行うためのデータセットを構築して評価を行う予定である.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
申請者の所属する香川高専には防音室や無響室などの実験施設が十分無いため,(独)産業技術総合研究所の関西センター等にて評価実験等を行う予定である.そのため,主としてことに伴う旅費や謝金,また研究発表費用等で予算がかさむ予定である.
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