2014 Fiscal Year Research-status Report
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24700214
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
櫻井 義尚 明治大学, 総合数理学部, 准教授 (30408653)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 機械学習 / データマイニング / 感性工学 / 情報検索 / 意思決定支援システム / 適応的サポートシステム |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、機械の中に気の利いた秘書が居るかの如くユーザの状況に対応した適応的サポートを提供するWebプラットフォームの開発である。これは、機械が人間の状況を認識する状況推定、ユーザの状況やリクエストまたは実社会からのイベントに基づいて情報を収集する情報検索、状況に対応してユーザにサービスを提供する作業支援、これらを用いた応用システムから成る。 状況推定については、ユーザの行動履歴データからユーザプロファイルを構築する手法について提案し、その実験システムを構築し、有用性を検証した。 また、ユーザーサポートシステムとして、ユーザの学習履歴やプロファイルに基づいてデータマイニングにより大学カリキュラムの作成支援を行うシステムを改良した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
目標とする適応的サポートシステムの実現に向けて、ユーザの検索行動からユーザモデルを構築する手法を提案し、その有用性検証のために、予備実験を行ったが、学習の収束性に改良の必要と判断し、計画を変更し、視線情報などの行動分析を含めてシステムを再構築することとしたため、やや進行が遅れていると考える。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、各応用システムの研究を進めるとともに、ユーザの状況に対応した適応的サポートシステム実現のための要素技術の確立を行っていく。特に、ユーザの検索行動からのユーザモデル構築技術については、視線などの情報を利用した行動分析を含めて、実験システムの構築と実証実験を進めていく。
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Causes of Carryover |
2014年度に、ユーザの検索行動からのユーザモデル構築実験を行うとともにその研究成果をシンポジウムにおいて発表する予定であったが、予備実験の結果、学習の収束性に改良の必要があると判断し、計画を変更、視線情報などの行動分析を含めてシステムを再構築することとした。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
上記の理由により、実験システムの構築と実証実験、その成果発表を次年度に行うこととし、未使用額はその経費に充てることとしたい。
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Research Products
(4 results)