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2012 Fiscal Year Research-status Report

イノベーションに資する学術研究領域の特定と知識伝搬に関する研究

Research Project

Project/Area Number 24700246
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

佐々木 一  東京大学, 政策ビジョン研究センター, 特任研究員 (40584199)

Project Period (FY) 2012-04-01 – 2014-03-31
Keywords国際情報交換
Research Abstract

特許公報から、技術的特徴のタグであるIPCの共起を抽出し、共起関係をネットワークとしてその時系列情報からIPCの将来的な共起を予測する指標の評価を行った。本内容は技術経営系の国際会議としては有数のPICMET(Portland International Conference on Management Engineering and Technlolgy)で下記の通り発表を実施した。
H. Sasaki, Y. Kajikawa, I. Sakata, V. Ittipanuvat, "Predicting the Potential Industrial Fields of Technological Spin- offs by Using IPC in Patent Analysis", Portland International Conference on Management Engineering and Technology 2012(PICMET2012) in Portland (29,July -3,August, 2012)
それまで全く関係性の薄かった技術分野同士が、あるタイミングで関係性を持って新しいソリューションや市場を生み出すことがある。これは新結合、すなわちイノベーションのひとつの側面である。本年度実施した活動は、その関係性の候補を事前に特定することが可能となれば、イノベーションのシーズを早期発見し研究開発投資判断に資すると考えたものである。
本研究の最終的な目標は学術知識が技術知識に、あるいはその逆方向の知識移転から、イノベーションのシーズとなる分野を捉えることである。本年度に実施した成果はその足がかりとなり、重要な視座となるものである。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

おおむね順調である。国際会議での発表も早期のうちに実施することができ、早いタイミングでフィードバックを得ることが出来ている。東京工業大学イノベーションマネジメント研究科の梶川准教授にはアドバイザーとして意見を頂戴しているが、綿密な意見交換を通じて本研究の重要性を再認識することが出来ている。
ただし、予定していた国内外インタビューについては十分実施することができておらず、それは今年度に実施していくこととする。

Strategy for Future Research Activity

今年度は、技術と知識の階層構造を概念化し、対象領域を抽象化したうえで知識の移転の特徴を捉えていく予定である。年度内に国際会議での発表と投稿論文を予定している。また国内外インタビューも今年度に実施する予定である。
当初、本研究の対象データセットとして、エネルギー関連分野を取り上げたが、必ずしもエネルギー分野にこだわらず広く利用出来るようなシステムの構築を検討している。
今後について一点、当初の予定と異なる状況があるとすれば次のとおりである。研究環境として利用可能と思われていた特許データの契約が、所属センターの事情により3ヶ月間利用ができない状況にある。ただし、これについては事前に対象となるデータセットのエクスポートを実施することで既に対応を行なったため大きなインパクトはない。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

研究費の計画としては国際会議での渡航が最も予算額大きく、また国外有識者のインタビューが不可欠となる。これらで本年度予算額の50%が充当される必要がある。
国内での有識者インタビューや国内学会での発表としては少なく見積もっても30%程度が必要となる。それ以外の細かい経費としては、作業委託や必要書籍の購入があるが、それらは20%程度を見積もっている。

  • Research Products

    (1 results)

All 2012

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] Predicting the Potential Industrial Fields of Technological Spin- offs by Using IPC in Patent Analysis2012

    • Author(s)
      H. Sasaki, Y. Kajikawa, I. Sakata, V. Ittipanuvat
    • Organizer
      Portland International Conference on Management Engineering and Technology 2012(PICMET2012)
    • Place of Presentation
      Sheraton Wall Centre Hotel Vancouver, Canada
    • Year and Date
      20120729-20120802

URL: 

Published: 2014-07-24  

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