2013 Fiscal Year Research-status Report
Webサービス技術を応用した診療情報の活用に関する研究
Project/Area Number |
24700248
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
岡本 和也 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (60565018)
|
Keywords | 診療情報 / Webサービス / DPCコード / 検索システム |
Research Abstract |
本研究では、知識処理による診療情報の活用を効率化するため、各種診療情報を提供するWebサービスの構築を行う。さらに、構築した診療情報提供Webサービスを利用した知識処理システムを開発することで、構築した診療情報提供Webサービスの有用性の検証を行う。 初年度である平成24年度に診療情報提供Webサービスの構築を行い、次年度に予定していた診療情報提供Webサービスを利用した知識処理システムの1つであるDPCコーディング支援システムの開発に着手した。 そして、昨年度(平成25年度)に、予定通り、そのDPCコーディング支援システムの開発を行い、評価を行った。評価において、DPCコーディング支援システムが推定するDPCコードの精度が95%を超えるDPCコードが一定存在することがわかり、本システムによって医師の業務負担に貢献できることが示唆された。また、その他にも診療情報の患者横断的な検索システムを構築した。本システムは本年度(平成26年度)に院内に公開し、評価を行う予定である。その他にも、診療予約システム・B型肝炎ウィルス再活性化防止支援システムを構築し、院内業務の円滑化、安全対策支援を行うことができた。これらに関しても、最終年度である本年度(平成26年度)に評価を行う予定である。 初年度に構築した診療情報提供Webサービスを利用し、昨年度に多くのWebシステムを構築したことで、診療情報提供Webサービスの有用性を示すことができた。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1年目に診療情報提供Webサービスの構築、2年目に診療情報提供Webサービスを利用したWebシステムの構築を予定していた。そして、2年目である昨年度、当初の予定通り、診療情報提供Webサービスを用いた各種Webシステムを複数構築することができたため。
|
Strategy for Future Research Activity |
最終年度である本年度は、昨年度に引き続き、診療情報提供Webサービスを利用したWebシステムの構築を行う。そして、これまで構築したWebシステムの評価を行う。また、Webシステムを新たなWebサービスとして再利用することで、新たなWebシステムの構築が可能であることを示す。
|