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2014 Fiscal Year Research-status Report

ソーシャルメディア利用における「実名」とアイデンティティの再定義

Research Project

Project/Area Number 24700250
Research InstitutionKanto Gakuin University

Principal Investigator

折田 明子  関東学院大学, 人間環境学部, 講師 (20338239)

Project Period (FY) 2012-04-01 – 2017-03-31
Keywordsソーシャルメディア / 実名 / 匿名 / プライバシー
Outline of Annual Research Achievements

本年度は、若年層を対象としたアンケート調査(継続)と、名前とプライバシーに関する関連研究の調査を中心に行った。
アンケート調査は、昨年度に引き続き行ったものであり、ソーシャルメディアの利用状況とその上での名乗りに状況について明らかにするために行った。その結果、昨年度とほぼ同様の結果ではあったものの、名乗り分けについての男女差では違う結果が出た。
関連研究に関しては、欧州および米国の制度の現状を見つつ、実名にひもづけられる情報がどのように扱われているかを調べた。その結果、ただ実名というだけで即プライバシー侵害になるわけではなく、むしろ仮名や偽名であっても本人に関する情報が集められることについて問題が起こりうることが分かった。特に子どもや青少年が発信する情報とプライバシーについて問題意識を持つに至り、昨年度調べた死後のプライバシーと本人確認との関連から、「実名」を軸に生涯のプライバシーとは何かという問いが浮かび上がってきた。
なお、研究発表活動としては、情報社会学会における学会発表、ならびに書籍の分担執筆、Internet Identity Workshopにおけるセッション主催などを行った。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

2014年10月下旬から2015年2月末まで、産前産後休業ならびに育児休業を取得したため、その期間にやるべきことが遅れてしまった。また、妊娠中は予定していた国内外の出張も延期となった。

Strategy for Future Research Activity

本年度が最終年度である。実名にまつわる課題として、本人確認とプライバシーという二つの軸が出てきた。また、生後から死後に至るまでというスパンがあることが見えてきた。本年度は、残った課題についての実証分析を行うとともに、これまでの成果を取りまとめる予定である。

Causes of Carryover

当該年度は、10月下旬より2月末まで産前産後休業および育児休業を取得したため、その間の研究費執行ができなかった。また、妊娠中は国内外の出張の頻度が減ったため、予定していた会議に参加ができなかった。

Expenditure Plan for Carryover Budget

今年度は、昨年度実施予定であった調査に費用を使う他、予定していた国際会議に参加することで、昨年度使用できなかった予算を使う予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2014

All Book (1 results)

  • [Book] 情報社会のソーシャルデザイン2014

    • Author(s)
      公文俊平・大橋正和編著
    • Total Pages
      258
    • Publisher
      NTT出版

URL: 

Published: 2016-06-01  

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