2014 Fiscal Year Annual Research Report
C-indexを分岐規準としたSurvival Treeの開発と臨床医学への応用
Project/Area Number |
24700276
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
林 賢一 大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (70617274)
|
Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
|
Keywords | 生存時間データ / C-index / 二重打ち切りデータ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目標は,生存時間データにおけるDecision Treeの理論的基礎と,その臨床医学への応用である.最終年度である今年度も,引き続きC-indexの推定における理論的問題について取り組んだ.C-indexは,応答変数を生存時間とする統計モデルにおいて,応答変数と説明変数の関係を表す指標である.C-indexを推定する上で問題となる打ち切り症例について,Pencina et al. (2004)の概念であるusable pairを基礎において推定量の構築を行った.右側打ち切りのみでなく,左側打ち切りも含む二重打ち切りデータに対するC-indexは2種類構成することが可能であることが示され,またそのハイブリッドである推定量の構成も示唆された.二重打ち切りデータに関する結果は,論文執筆中である.また,より一般的な枠組みである区間打ち切りデータに対するC-indexについても,推定量の構成可能性が示された.これについては,統計量の理論的性質を引き続き調べていく予定である.
|
Research Products
(7 results)