2012 Fiscal Year Research-status Report
光刺激技術を応用した報酬・忌避行動における行動選択のメカニズムの解明
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24700339
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Research Institution | Osaka Bioscience Institute |
Principal Investigator |
檀上 輝子 公益財団法人大阪バイオサイエンス研究所, その他部局等, 研究員 (60613247)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 神経科学 |
Research Abstract |
側坐核へ投射する腹側被蓋野のドーパミン神経の活動性を光刺激によって制御する、という当初の目的通り、ハロロドプシンを用いて、free moving下でのドーパミン神経の活動抑制と、それによる行動変化を確認した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画通り、研究が進行している。 ドーパミン神経の発火活動を光刺激により抑制し、その際の行動変化について一貫したデータを得ている。
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Strategy for Future Research Activity |
側坐核における主に働いている2つのドーパミンレセプター(D1R, D2R)をそれぞれ別個にノックダウンすることにより、光刺激によるドーパミン神経の活動制御による行動変化に際して、それぞれがどのような機能を有するか検討する。 さらに、これまでの研究の成果を論文にまとめ報告することを計画している。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
当初の研究の目的が達成された後、さらにこの研究を発展させるために必要となる実験装置等に使用する計画である。
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