2013 Fiscal Year Annual Research Report
小児成長モニタリング用オープン型コンパクトMRIの開発
Project/Area Number |
24700492
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
寺田 康彦 筑波大学, 数理物質系, 助教 (20400640)
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Keywords | オープン型コンパクトMRI / 骨年齢 / 小児の成長 / 小型永久磁石 |
Research Abstract |
小児の成長は,手の骨の成熟度を示す骨年齢で評価される.本研究では,小型の永久磁石を用いたオープン型コンパクトMRIシステムを開発し,MR画像から骨年齢を評価するプロトコルを確立することを目的としている. 昨年度は,小児成長モニタリング用オープン型コンパクトMRIの開発を行い,テスト撮像を行って十分な画質のMR画像を取得できることを確認した.最終年度である今年度は,開発した装置を使って,小児ボランティアを対象に骨年齢評価実験を行い,システムの妥当性を検証した. まずボランティア撮像に先立ち,最適な撮像プロトコルの検証を行った.装置の小型化に伴い,一度に撮像できる骨の数が減少したため,従来と同じだけの13個の骨を撮像するためには,検査時間を延長する必要があった.しかし,検査時間の延長は,検査効率の低下と,動きによる偽像の発生率の増大が予想されるため,望ましくなかった.そこで,撮像対象の骨を指部に限ることで対象となる骨の数を減らし,一度のみの撮像で骨年齢評価が可能かとうかの検証を行った.共同研究者の放射線科専門医による評価では,指骨のみでも,全骨を用いた場合とほぼ同じ骨年齢の評価結果が得られることが分かった. 次にこのプロトコルを用い,78名の小児ボランティアを対象に撮像を行った.専門医2名に骨年齢の査定結果から,骨年齢と暦年齢との高い相関、査読者間および査読者内の高い一致度などが確認できた.これらの結果から,指骨のみの骨年齢評価の妥当性が示された.
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Research Products
(9 results)
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[Presentation] Skeletal Age Assessment Using a New Dedicated Hand MRI System for Young Children2013
Author(s)
Yasuhiko Terada, Saki Kono, Tomomi Uchiumi, Kazunori Ishizawa, Shinya Inamura, Katsumi Kose, Ryo Miyagi, Eiko Yamabe, yasunari Fujinaga, Hiroshi Yoshioka
Organizer
21th Annual Meeting & Exhibition (ISMRM)
Place of Presentation
Salt lake city,USA
Year and Date
20130419-20130426
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