2012 Fiscal Year Research-status Report
視野欠損リハビリテーションの効果のfMRI・NIRSによる評価
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24700540
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
宮田 隆司 鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (80404507)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 視覚障害 / リハビリテーション / fMRI / NIRS |
Research Abstract |
fMRIは実験実施施設である藤元早鈴病院での視覚課題提示装置の作成を行い,スクリーンフレームの設置,プロジェクターの設置,課題提示コンピュータ等のプログラム導入・設置を行い,MRI撮影上の問題が生じないことを確認した。NIRSは研究者所属施設での実施であるが,装置の入れ替えに伴う実験不可能期間が生じた。実験可能となった直後より視覚提示コンピュータと視覚提示装置(LEDディスプレイ)との接続確認を行い,視覚提示とNIRS測定上の問題が生じないことを確認した。現在,研究開始初期段階であり,現在適切な視覚提示プロトコールの作成を行っている。これまでの当施設ならびに他の報告で行われている提示方法を基礎として視覚提示を行い,得られた脳活動について再現性の確認を行った。受動的な課題のみでは再現性や被検者のパフォーマンスの確認が十分に行えないことが明らかになったため,何らかのアウトプットを要する課題を作成中である。アウトプットを行う場合,その方法によって他の脳活動を含んでしまうため,レスト時の課題の設定に時間を要している。本研究はfMRIとNIRS間の課題を可能な限り近似させることを目標としており,MRI装置内で実施可能かつ収集可能なアウトプットには制限があり慎重なプロトコール作成が要求されるところである。複雑な課題になると得られる脳活動の再現性が異なるため,可能な限り単純なプロトコールを作成するため試行を重ねている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
実験設備の整備等に時間を要したこと,ならびに適切なプロトコールの策定に時間を要しているため。
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Strategy for Future Research Activity |
プロトコールの策定が終了し次第,対象者での実データの収集を開始する。本年中旬頃には可能となる予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
次年度使用の対象となる研究費は,被検者の移動に要する費用のため,実際のデータ収集が開始された際に使用されることから,問題なく支出されるものである。
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