2013 Fiscal Year Research-status Report
中学生の確かな体育的学力の定着を目指す高く遠くへ跳び越えるハードル走の指導の検討
Project/Area Number |
24700631
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
大塚 光雄 立命館大学, スポーツ健康科学部, 助教 (20611312)
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Keywords | ハードル走 / 中学生 / スポ―ツバイオメカニクス / 運動の技能 / 陸上競技 / 体育 / 体育科教育 / 学習内容 |
Research Abstract |
これまで申請者は,小学生を対象に「高く遠くへ跳び越える」ハードル走の指導法を開発し,安全に子どもたちの技能を高めたことを報告した.一方,発育段階が上がった中学生では,運動嫌い増加や体力二極化の進行等の特徴がみられ,中学生の発育段階に応じたハードル走の指導法が求められている.そこで本研究では,中学生にふさわしい実験的な指導法を開発し,その指導法は運動嫌いを含む子どもたち全員の記録,また走・跳を繰り返す基本的な運動能力を高めることができるかについて検討し,確かな体育的学力の定着に向けたハードル走の授業の提案をすることした. 2013年度では,2012年度で採取したデータを解析し,積極的に国内外を問わず学術大会(日本体育科教育学会,日本体育学会,国際バイオメカニクス学会)にて発表を行った.また申請者の専門とする体育科教育学分野の研究者が購読する雑誌「体育科教育」2013年12月号においても,申請者の研究内容が特集として掲載され,2013年度は社会へ研究内容を発信することができた1年であったといえる. 2014年度では,この「高く遠くへ跳び越える」ハードル走の指導法を中学校の女子生徒に展開する.すでに現在の段階では,被験校の協力を得ているため,実験授業の実施に向けて順調に計画が進んでいると評価することができる.最終的には,「高く遠くへ跳び越える」ハードル走の指導成果が男子と女子でどう異なるのかについて検討し,学術論文で成果を発表する予定でいる.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
実験の進行段階は順調且つ,スムーズに進行している.今後は積極的に学会発表や論文投稿をしていきたい.
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Strategy for Future Research Activity |
当初の計画通り,2014年度では,この「高く遠くへ跳び越える」ハードル走の指導法を中学校の女子生徒に展開する.すでに現在の段階では,被験校の協力を得ているため,実験授業の実施に向けて順調に計画が進んでいると評価することができる.最終的には,「高く遠くへ跳び越える」ハードル走の指導成果が男子と女子でどう異なるのかについて検討し,学術論文で成果を発表する予定でいる.
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