2014 Fiscal Year Research-status Report
オープンウォーター環境下におけるストローク頻度の簡易的測定手法の開発
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24700663
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Research Institution | Senshu University |
Principal Investigator |
富川 理充 専修大学, 商学部, 准教授 (50614492)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | トライアスロン / モーションセンサ / オープンウォーター / 動作分析 / レース分析 |
Outline of Annual Research Achievements |
トライアスロンレースにおけるスイム中のストローク頻度の測定を継続して実施した。対象とした選手のうち1名は年間最大5レースを分析対象とし、2名の選手では一昨年より数レースにおいて継続した測定を実施した。昨年度の成果によってある程度確立された手法に則り(これらの結果は第69回日本体力医学会において発表)、得られたデータを数値解析ソフトウェアを用いて処理し、ストローク時間(完全な1ストロークに要する時間)を算出した。 正確に測定できたデータより、同一レースに出場した選手間の横断的な比較と、同一選手の2年間にわたる縦断的な比較を行った。レース中に選手が行った約800ストローク分の推移を同一のグラフに表しながら比較し、選手の泳ぎの特徴と経年の変化を確認した。これらの結果は、JTUコーチングシンポジウムにおいて報告し、また、第4回JTUトライアスロン研究会において発表した。対象となったある選手からは、意図していたことが意図していたような結果となって表れたことが確認できたのでよかった、との意見が得られた。 ただし、約800ストロークの推移を示し泳動作の特徴を検討するには不都合なことが多い。さらにデータを加工し指標となるパラメータを新たに発見することによって、さらに選手のパフォーマンス向上と、指導者への情報提供に貢献していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
昨年度課題としていた、データ数を増やし横断的なデータの蓄積と縦断的なデータの蓄積することに関しては、期待していたほどのデータ数を得ることができなかった。しかし、数例ではあるにせよ、横断的な比較と縦断的な比較を行うことができ、研究の可能性を示すことができたことは今後につながる成果と考える。 学術論文としての発表はできなかったが、引き続き研究を継続しており、学術誌への投稿と国際学会での発表の準備を進めているところでもある。
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Strategy for Future Research Activity |
昨年の課題としても挙げられていたが、まずはサンプル数を増やしてこれまでの研究成果を確固たるものとして確立させることから進めたい。妥当性についてもさら例数を増やし、検討を進める計画である。 また、当研究を進める過程で、スイム中の動作リズムだけではなく、ランニング中の動作リズムも抽出できる可能性がみられた。平成27年度より別の研究課題として基盤研究Cに採択されているので、両者を発展的に継続させていく予定である。
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Causes of Carryover |
研究に用いているモーションセンサの測定精度の検証を進めていたが、思うような結果が得られずに何度か追加実験をする必要が生じた。さらに、検証をより確実なものとするために、被験者数を増やす必要も生じた。しかし、被験者を確保するための時期的な問題により、その実験を今年度中に進めることが出来なくなってしまったために未使用額が発生してしまった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
モーションセンサの測定精度向上のための検証実験のための出張費と、研究補助(被験者含む)アルバイト代、データ処理のアプリケーション代に充当する予定である。
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