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2014 Fiscal Year Annual Research Report

運動中のセカンドウインド促進のための骨格筋代謝産物の除去に対するアミノ酸摂取効果

Research Project

Project/Area Number 24700717
Research InstitutionUniversity of Fukui

Principal Investigator

山田 孝禎  福井大学, 教育地域科学部, 講師 (60413770)

Project Period (FY) 2012-04-01 – 2015-03-31
Keywords栄養学
Outline of Annual Research Achievements

アンモニアは主に肝細胞内のミトコンドリア(Mit)における尿素回路にて代謝される。尿素回路は複数のアミノ酸から構成されるが、Mit外にそれらが豊富に存在すると、受動的にMit内に取り込まれ、反応速度が高まるといわれている。Mit外の尿素回路構成アミノ酸(UCAA)のMit内への取り込みは、オルニチントランスポーター(ORNT1)により行われる。しかし、ORNT1がUCAAを受動的に取り込むかは明らかにされていない点が多い。そこで本研究ではMit外UCAAのMit内への受動的な取り込みについて明らかにするために、各組織におけるORNT1の発現量を定量化し、各組織へのUCAA受動的取込量とORNT1の発現量との関係を明らかにすることを目的とした。
平成24年および25年度までの予備実験および基礎研究において、ラットの各組織におけるORNT1発現量を定量化し、各組織におけるORNT1発現量の明らかにした。それらに基づき、組織ごとのMit外UCAAのMit内への受動的な取り込み量と、組織ごとのORNT1の発現量との関係を検討したが、関係は認められなかった。異なる組織間では、受動的な取り込みの条件が異なることも予想されたので、平成26年度では、UCAAの受動的な取り込み量とORNT1の発現量の関係を検討する際の方法を見直した。つまり、ラットに運動負荷を与え、それに伴うORNT1の発現量の変化を定量化し、それとUCAAの取り込み量との関係を検討した。これまでの研究成果を総合すると、Mit外UCAAのMit内取り込みには、単純な量‐反応関係にないことが示唆された。一方で、尿素回路の反応速度を規定するN-アセチルグルタミン酸(AGA)合成酵素活性を高めることで、この量‐反応関係も変化する可能性が考えられ、今後も継続して検証していく必要がある。

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Published: 2016-06-01  

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