2012 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
24700726
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
大路 剛 神戸大学, 学内共同利用施設等, 講師 (90565285)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 労働安全衛生 / 災害救援ボランティア |
Research Abstract |
今回の研究の主要な目的は災害ボランティア活動を行うものにおける①参加前のリスクアセスメント、②現地におけるリスクマネジメント、③現地におけるリスクコミュニケーションの実態調査と提言である。平成24年度は電離放射線障害防止規則が改正され、除染電離則(略称)が分離して施行されることになった。そのため、実態調査を進めるに当たり、除染電離則の施行内容を確認した上でアンケート内容を作成した。そのうえで現在、対象である東北地方及び兵庫県の大学に対してアンケートについての打診およびアンケートの送付を行いつつある段階である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初と異なり、放射線電離則から除染電離則が分離し、施行内容によってアンケート内容を変更した。また、現在、様々な大学に交渉しているが、学生ボランティア支援センターがある大学は少数であり、学務課が窓口となっている。具体的な研究の協力のお願いを各大学学務課にもしているが、手続きが各大学とも時間を有し、煩雑であり、アンケートの送付自体が遅れている状況となっている。
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Strategy for Future Research Activity |
本年は、現在進行中のアンケート調査を東北地方の大学生からできる限り送付し、回収することを目標とする。また兵庫県下の大学についてもあらたにアンケート調査に協力してくれる大学を増やすために、一度断られた大学にも再度、神戸大学都市安全研究センターとして各大学本部または学長へ依頼することによってアンケート調査件数を増やすことを目指す。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
次年度は、東北地方の2013年における被災地でのボランティア支援および学生ボランティアの意識調査を可能であれば実地で行う。このための旅費を必要とする予定である。また産業衛生学会において新たな法律の施行に際し、労働安全衛生に重要な知見がある可能性があれば、参加を検討する。
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