2012 Fiscal Year Research-status Report
ミトコンドリア特異的一重項酸素の消去による光老化の予防
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24700762
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
WOLF Alexander 日本医科大学, 付置研究所, 助教 (20434136)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 皮膚 / 老化 / 酸化ストレス / GFP |
Research Abstract |
現在のところで一重項酸素を物理的クエンチングによって消去できると思われるカチオン性カロテノイドを合成し、皮膚への塗布方法を工夫して酸化ストレス抑制能力を生体内酸化ストレスイメージングシステムを使って評価している。しかし、酸化ストレス抑制能力は今まで確認できていない。 そのため皮膚通過性や細胞内分布を確認するため、ラマン分光法やコヒーレント・アンチストークス・ラマン散乱を用いてカロテノイドの細胞内及び皮膚内分布を調べている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
酸化ストレス抑制能力は今まで確認できない理由としては今までの候補カロテノイドが角質層を通過し基底層のケラチノサイトまで浸透しない事が原因と考えている。 (8週間の育児休業を取得した)
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Strategy for Future Research Activity |
皮膚通過性や細胞内分布を確認するため、ラマン分光法やコヒーレント・アンチストークス・ラマン散乱を用いてカロテノイドの細胞内及び皮膚内の分布を詳しく調べる。 カロテノイドを皮膚に塗布する以外に餌に混ぜて投与することを検討する。 候補化合物の機能を培養細胞で確認することも計画している。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成25年度の研究費は、当初より予定していた消耗品費に加え、平成24年度からの繰越分200千円を含め培養細胞を用いた実験の試薬と動物実験に充当することとする。なお、備品購入はなく、旅費、謝金等の使用も変更なし。
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