• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2012 Fiscal Year Research-status Report

運動と食事による異所性脂肪の変化と転写因子の遺伝子多型に関する研究

Research Project

Project/Area Number 24700769
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Research InstitutionUniversity of Nagasaki

Principal Investigator

飛奈 卓郎  長崎県立大学, 看護栄養学部, 講師 (60509678)

Project Period (FY) 2012-04-01 – 2015-03-31
Keywordsミトコンドリア(アメリカ) / 遺伝子多型(東京)
Research Abstract

骨格筋と肝臓は身体の糖の貯蔵器官であり、血糖調節に重要な働きを担っている。これらの器官は同時に脂肪も蓄積することが知られ(異所性脂肪)、これはインスリン抵抗性を惹起する因子となる。本研究では、運動トレーニングや食事制限による骨格筋と肝臓の脂肪の変化や、インスリン抵抗性の変化と遺伝的な要因の関係を調査することを目的とした。
運動トレーニングと食事制限による骨格筋(大腿部)と肝臓の異所性脂肪の変化を調査するため、平成24年度はメタボリックシンドロームの基準に該当する者、またはその危険因子を保有する者を対象として介入研究を行った。期間は3ヶ月とし、運動群は乳酸閾値強度の運動を週当たり300分実施すること、食事群は肥満解消のガイドラインに沿って、BMI 22に相当する体重に25を掛けた数値(kcal)を1日の摂取量となるよう、管理栄養士の指導を受けた。これらの生活習慣改善を促すために、運動群は週3回、食事群は週1回の指導を受けた。介入の前後に体力測定、血液検査、経口糖負荷試験を実施した。また大腿部と肝臓の脂肪量は、CT画像をもとに画像処理ソフト(OsiriX)にて脂肪面積として算出した。
現在までに運動群79名、食事群54名の介入が完了し、体力データ、血液検査データを得ている。また大腿部と肝臓のCT画像の解析が進行中である。この対象者から提供された抹消血白血球からのDNA抽出も完了している。転写因子の遺伝子多型の解析として、本研究で特に注目しているPGC-1αやPPARδの解析も立ち上げが完了した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

申請時に計画していた3ヶ月間の介入研究を完了することができた。計画していた対象者数150名も、現時点で134名であり、更にデータ処理が完了していない対象者を合わせると十分に達成できる。
CTによる大腿部と肝臓の脂肪面積の算出と、遺伝子多型解析の立ち上げも順調に進んでいる。

Strategy for Future Research Activity

平成25年度以降は、これまでに得られたDNAサンプルをもとに遺伝子多型の解析を進めていく。また継続してCTの画像解析を行う。また大腿部の異所性脂肪の変化と遺伝子多型の関連を調査するために、骨格筋のミトコンドリア量の測定を行う。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

遺伝子多型に必要な酵素や消耗品の購入のために使用するとともに、骨格筋のミトコンドリア量の評価の分析を立ち上げるための消耗品や試薬等の購入のために使用する。

URL: 

Published: 2014-07-24  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi