2013 Fiscal Year Annual Research Report
がん化学療法施行時における食品成分併用リスクの免疫学的評価
Project/Area Number |
24700818
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Research Institution | Hokkaido Pharmaceutical University School of Pharmacy |
Principal Investigator |
高橋 夏子 北海道薬科大学, 薬学部, 講師 (60535293)
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Keywords | 相互作用 |
Research Abstract |
がん治療においては、医療費が高額となることから治療と並行して免疫賦活を目的に機能性食品を使用するケースも少なくない。その様な場合、薬-機能性食品相互作用について留意することが重要であるが、これらの相互作用についての報告は少ないのが現状である。本研究では、がん患者におけるサプリメントと経口抗がん剤の併用リスクの回避を目的とし、経口抗がん剤およびサプリメント処理後の輸送および免疫機能の変動について検討した。また前年度確立した免疫評価法を用い、テガフールによる免疫低下に抗酸化食品が与える影響を評価した。テガフールおよび抗酸化食品を同時添加したところ、テガフールによるα-defensin発現減少を回復させる効果が認められた。またα-defensinの発現低下に対するROSの関与をDCFH-DA法を用いて検討し、α-defensin発現減少の一部にROSが関与することを明らかにした。テガフールの吸収動態については、細胞内取り込み過程にpH依存性のトランスポーターが関与している可能性が強く示唆されたが、一部の抗酸化食品においては、常用される濃度を併用した場合に吸収過程でのFT輸送への影響はほとんど見られないことが示された。
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Research Products
(2 results)