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2013 Fiscal Year Research-status Report

食用魚介類を対象とした新規パリトキシン評価法の確立

Research Project

Project/Area Number 24700857
Research InstitutionShokei Junior College

Principal Investigator

相良 剛史  尚絅大学短期大学部, その他部局等, 講師 (60353132)

Keywords食品衛生 / パリトキシン / 培養細胞 / 質量分析
Research Abstract

前年度までにパリトキシン標準品を用いて確立した培養細胞を用いる細胞毒性試験法に魚介類の有毒検体から得た抽出液を適用して有効性の検討を行っている。現時点では感度の点で若干問題もあるが、培養細胞を用いた毒性試験法は、さらに改良を加えればパリトキシン様毒の検出に有効な手法となりうるものと思われた。一方、パリトキシン類縁体を含むことが知られている腔腸動物の粗精製毒を用いてパリトキシンのLC-MSによる分析法を検証したところ、パリトキシンに特徴的なフラグメントイオンであるm/z 327.7のマスクロマトグラムを用いることによりパリトキシンの定量は可能であった。パリトキシン関連物質の定量については現在検討中である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

本年度は、初年度にパリトキシン標準品を用いて検討した細胞アッセイ法および機器分析法に有毒魚介類由来の試料を適用して有効性の検討を行った。異動先での環境整備に時間を要しているため、細胞株と指標となる細胞機能の検討については行えていないものもあるが、当初の予定通りパリトキシンの細胞アッセイ法に有毒検体を適用させることが出来ているので、研究は順調に進展するものと思われる。

Strategy for Future Research Activity

昨年度の所属の変更にともない利用可能な機器備品に変化が生じたため、高速液体クロマトグラフィーや質量分析計を用いる研究については他機関の協力のもとに研究を進めている。今年度は研究計画の最終年度となるため、研究成果を取りまとめるために必要があれば協力機関に赴いて実験を行う予定である。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

昨年度の所属機関の変更に伴って使用可能な機器が一変したため、必要な物品についても変化が生じている。また、細胞毒性試験を行う体制が整っていないため、試験に必要な細胞株や検出キット等の購入が出来ずに研究費を持ち越さなければならない状況である。
昨年度までに行う予定であった細胞培養用の消耗品を中心に研究費を使用する。来年度に所属機関で細胞培養が行えない場合は、購入した消耗品は協力機関で使用して研究を進める予定である。

URL: 

Published: 2015-05-28  

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