2013 Fiscal Year Research-status Report
小学生の生物多様性の理解を支援する体験・認識型環境学習プログラムの開発
Project/Area Number |
24700865
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Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
出口 明子 宇都宮大学, 教育学部, 准教授 (70515981)
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Keywords | 科学教育カリキュラム / ゲーム / 森林生態学 / 里山 |
Research Abstract |
本研究の目的は,生物多様性の観点から自然現象を科学的に理解しつつ,それを身近な自然環境において認識することができる小学生を対象とした体験・認識型環境学習プログラムを開発し,それを実践的に提案することである。 研究期間の2年次である平成25年度は,生物多様性の理解を支援するための里山を題材にした体験・認識型の環境学習プログラムの開発を行った。具体的には以下の2点を実施している。 (1)先行研究の調査:これまでの国内外の科学教育研究領域において実施されてきている,環境学習をテーマとしたゲームに関する先行研究を調査した。 (2)学習プログラムの開発・検討:栃木県那珂川流域の里山における植生を対象とした学習プログラムの開発に着手した。当該地域の森林生態学の専門家と協力して,里山を題材にしたデジタル教材,及びそれらを導入した学習プログラムの開発に関する検討を開始した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成25年7月から平成26年3月末までの期間,産休・育休を取得していたため。
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Strategy for Future Research Activity |
産休・育休の取得によって平成25年度の研究計画にやや遅れが出ている。これを解決するため,森林生態学の専門家や評価実験を行う小学校の教諭らとの連携をより緊密にし,研究課題の推進に尽力する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成25年7月から平成26年3月末まで産休・育休を取得していたため,その期間に研究を進めることができなかったため。 今年度は,昨年度までに開発計画を行ってきているゲームの本格的な開発,及び評価実験の実施を計画している。事前度使用額は,その開発費や評価実験のためのデバイスの購入費,謝金等人件費,及び成果発表のための旅費に充当する計画である。
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