2014 Fiscal Year Research-status Report
小学生の生物多様性の理解を支援する体験・認識型環境学習プログラムの開発
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24700865
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Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
出口 明子 宇都宮大学, 教育学部, 准教授 (70515981)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 科学教育カリキュラム / ゲーム / 森林生態学 / 里山 |
Outline of Annual Research Achievements |
■研究実績の概要 本研究の目的は,生物多様性の観点から自然現象を科学的に理解しつつ,それを身近な自然環境において認識することができる小学生を対象とした体験・認識型環境学習プログラムを開発し,それを実践的に提案することである. 研究期間の3年次にあたる平成26年度は,25年度に開発した生物多様性の理解を支援するための里山を題材とした環境学習プログラムの改良を行った.具体的には,以下の2点を実施している. (1)里山の自然環境に関する理解度調査:栃木県内における里山の自然環境の実態について,小学生の理解度を調査した。 (2)環境学習プログラムの改良:小学生の理解の実態をもとに,25年度に検討した環境学習プログラムを改良した.具体的には,植生理解支援のためのデジタルゲームの構成要素について再度検討するとともに,ゲームルールを簡素化した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成25年度7月から9ヶ月間,産休・育休を取得していたため。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究課題については26年度が最終年度であったが,25年度中の産休・育休の取得により研究計画の進捗に遅れが発生したため,1年間の研究期間の延長をすでに承認いただいている。 今後1年間においては,環境学習プログラムを早期に開発完了し,また森林生態学及びゲーム開発の専門家,評価実践を実施予定の小学校教諭との連携をより緊密にすることで,研究計画の推進により一層尽力する。
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Causes of Carryover |
平成25年度中に9ヶ月間の産休・育休をしており,それにより研究計画に遅れが生じ,26年度に実施予定であった計画を遂行できなかったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度は,26年度までに開発計画を行ってきている植生理解支援ゲームの本格的な開発,及び評価実験の実施を計画している。27年度使用額は,その開発費,及び評価実験のためのデバイス購入費,成果発表のための旅費に充当する予定である。
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