2015 Fiscal Year Research-status Report
南極の海洋生態系の保全のための国際協力:制度間の相互作用とその調整
Project/Area Number |
24710050
|
Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
大久保 彩子 東海大学, 海洋学部, 准教授 (40466868)
|
Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2017-03-31
|
Keywords | 南極海 / 生態系保全 / 国際協力 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は研究を中断したため、研究実績に関する報告事項なし。
研究中断期間:2015年4月7日~2016年3月31日 事由:産前産後休暇および育児休業を取得したため
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
産前産後の休暇及び育児休業を取得し、研究を中断したため。
|
Strategy for Future Research Activity |
本研究課題においてはこれまで、南極条約体制を構成する諸制度と、国連海洋法条約をはじめとするグローバルな国際制度との間の相互作用をプロセストレーシングにより特定し、制度間の管轄権の明確化を明らかにした。本年度においては、こうした制度間のいわば「棲み分け」とも呼べる現象を説明するための理論枠組みを先行研究も踏まえて発展させるとともに、南極条約体制の主要メンバー国の行動に注目して相互作用の過程を分析する。また、より一般化しうる知見を導出するために、国際制度間の相互作用について、対象とする制度を増やした分析を並行して行う予定である。
|
Causes of Carryover |
産前産後の休暇及び育児休業を取得し研究を中断していたため。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
国際制度の議事録や主要国の公文書など、交渉関連資料の収集と分析を重点的に行いつつ、理論枠組みを構築して学会での研究発表と論文投稿を行う計画である。交渉のプロセストレーシングでは多数の資料の分析が必要となることから、資料収集のための旅費、資料購入費、資料整理・分析のための研究補助者への謝金等の支出を予定している。また、研究内容の発表に際しての旅費、論文投稿に際してのネイティブチェックのための謝金の支出も見込まれる。
|