2015 Fiscal Year Research-status Report
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24710055
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
松永 光平 立命館大学, 文学部, 准教授 (80548214)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 国際研究者交流 / 中国 / アジア地域研究, / アジア食料安全保障 / 未来可能性 / 農村 / 代替産業 / 退耕還林 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は中国農村の未来可能性を評価することにある。 昨年度の調査では、小学校の廃校が中国における農村の未来可能性の小ささを象徴する出来事として抽出できた。そこで、本年度は、研究代表者が所有する地方統計年鑑により、研究対象地の県ごとの小学校の数の変化を調べた。その結果、1999年の退耕還林政策実施後、小学校の数がおしなべて減っていることが確認できた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
これまでの研究により、農村から都市への人口流出が著しく小学校の廃校などが起こっており、農村の未来可能性が小さいことを明らかにできた。したがって、農村の未来可能性を明らかにするという当初の目的はおおむね達成できたと考えられる。
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Strategy for Future Research Activity |
中国、イギリスの両国の出版社との交渉をすすめ、中国語と英語との二ヶ国語で研究成果を公刊していく予定である。
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Causes of Carryover |
本年度は、これまでに入手した統計資料の解析が主な作業内容となり、次年度使用額が生じた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
日本語で出版した本研究の成果の一部を、中国語、英語の二ヶ国語で出版するために使用する予定である。
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