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2013 Fiscal Year Research-status Report

無細胞たんぱく質合成系を用いた基板支持生体模倣膜の構築

Research Project

Project/Area Number 24710127
Research InstitutionNational Institute for Materials Science

Principal Investigator

片岡 知歩 (浜井 知歩)  独立行政法人物質・材料研究機構, 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点, 研究員 (70443009)

Keywords基板支持脂質膜 / 膜蛋白質 / 界面活性剤
Research Abstract

OmpA176を精製し、バルク溶液中でのフォールディング条件を検討した。その結果、界面活性剤存在下でフォールディングを確認した。そこで界面活性剤を用いて、基板支持脂質膜にOmpA176をフォールディングさせる条件を検討した。実験手順や界面活性剤の種類および濃度等を変えて実験を行ったが、最適な条件を見つけることができなかった。これらの結果から、界面活性剤の添加は望ましくないという結論に至った。フォールディングが起こらないことに加え、界面活性剤の影響のため、表面上の膜構造が一様にならない場合が数多く観察されたからである。そこで、界面活性剤を用いない条件を検討することにした。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

基板支持脂質膜への膜蛋白質の導入を試みているが、今のところこの試みは成功していない。少なくとも、界面活性剤の使用は避けた方がよさそうである。

Strategy for Future Research Activity

界面活性剤を用いずに、基板支持脂質膜にOmpA176をフォールディングさせることを試みる。前年度の実験から、基板支持脂質膜と変性したOmpA176とをインキュベートしても、フォールディングは起こらないことが分かっている。従って、支持脂質膜を形成する前に何らかの工夫が必要であることは明らかであり、この点について複数の実験条件を検討する。
また、膜蛋白質と基板支持脂質膜との相互作用について考える際、基板支持脂質膜自体の性質をより詳細に理解することが重要である。従って、基板支持脂質膜の性質についても研究を行う。特に、基板表面が膜の性質に与える影響について研究を行う。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

次年度の物品費に充当するため、当該年度の予算を節約し、繰り越しを行った。
実験に必要な消耗品を購入し、一部を学会発表のための旅費として使用する。

URL: 

Published: 2015-05-28   Modified: 2015-06-16  

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