2014 Fiscal Year Research-status Report
亜熱帯型環境共生住宅地の土地利用規制に関する研究―沖縄らしい基地跡地開発に向けて
Project/Area Number |
24710168
|
Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
小野 尋子 琉球大学, 工学部, 准教授 (20363658)
|
Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2017-03-31
|
Keywords | 温熱環境 / 市街地 / 風致地区 |
Outline of Annual Research Achievements |
那覇市首里末吉集落及び周辺市街地において、温熱環境調査を実施した。当該地区は風致地区が指定されており、一般の市街地と比較して緑化率が高い。また近くに末吉公園(総合公園)があり、まとまった緑地とも隣接している。公園緑地内、風致地区、一般市街地の一日を通じた温熱環境調査の結果を用いて、実際の市街地の緑化率を主軸とした空間状況と温熱環境の対応関係を調査し、分析を行った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当該年度に妊娠の事実が分かり(2015年1月出産予定日(1月4日出産))、後学期途中で、産休に入る事が確定したため、後期の担当講義を講義時間以外の空き時間に補講を設定して、前倒しで実施し、12月末までに成績を出さねばなければならなかった。11月下旬から取得できる産前休暇は取得せず、産後休暇のみの取得として、業務の遂行に当たったが、自分の研究室の卒業研究、修士研究ともに他の教員にゆだねる事が難しい事から、ゼミ生の論文も出産までには終わらせなければならなかった。そのため、週に4コマの講義を8コマのペースで実施し、かつ空いた時間でゼミを続けたたことから、勤務時間の多くを講義と学務を遂行するために持ちいらざるを得ず、実質的な研究活動が出来なかった。
|
Strategy for Future Research Activity |
現在育児休暇取得中であるため、復帰後に研究を再開し、計測されたデータの解析と分析を進める。
講義の関係で、満1年の産休・育児休暇取得とはせずに、後学期の10月1日に育児休暇を修了する予定であるが、子どもが満1歳になるまでは短縮業務を希望しているため、復帰後も2016年1月までは限定された働き方となる。そのため、研究活動に充てられる時間が実質的に1年以上停滞する事から、研究修了を一年延期する申請を行い、研究の取りまとめを実施する。
|
Causes of Carryover |
平成26年1月4日~平成26年度9月30日まで産後休暇及び育児休暇のため、実質的な使用がなく、753,510円未使用額が生じた。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
育児休暇後は、物品費の購入や人件費・謝金に使用する計画である。また、産後休暇に入る前に、大学を通じて相談を行っていたが、講義負担等の関係で、出産後1年間の休暇取得が難しかった。そのため、休業期間は1年を下回るものの、子どもが満1歳になるまでは勤務時間を短縮する予定であるため、復帰後も講義と学務で時間内はいっぱいとなる可能性がある。そこで、研究の終了時期を1年延期する申請を行う事を予定している。
|