2012 Fiscal Year Research-status Report
分析哲学の方法論の再検討に基づく新たなメタ形而上学の追究
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24720012
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
小山 虎 大阪大学, 人間科学研究科, 特任助教(常勤) (80600519)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 国際情報交換(アメリカ) / メタ形而上学 / 概念分析 / 概念合成 / 分析形而上学 / 哲学的方法論 / 分析哲学 |
Research Abstract |
今年度は、メタ形而上学と分析哲学における概念分析の役割に関するサーベイを中心的に実施した。今年度の補助金は、それを実施するための書籍の購入と成果発表を行なった国際会議に参加するための旅費、および研究打ち合わせのための旅費として使用した。 サーベイの中心となったのは、Sider (2012), Writing the Book of the WorldやBraddon- Mitchell and Nola, (eds.), (2009), Conceptual Analysis and Philosophical Naturalismである。これらにより、現在のメタ形而上学の最新状況がかなり明確になった。名古屋大学情報科学研究科複雑系科学専攻多自由度システム情報論講座主催の「多自由度コロキウム」における講演は、この成果の一部を含んだものである。 上記サーベイにより得られた知見を分析形而上学における中心問題のひとつである様相実在論に関する議論に応用した結果、様相実在論に対する新たな決定的な反論を構成可能であることが分かった。この成果は、First Conference on Contemporary Philosophy in East Asiaにおいて発表した。 また、三田哲学会主催シンポジウム「真理の形而上学―Truthmaker概念を中心として―」 においても今年度の研究成果の一部を含んだ発表を行なった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
Sider教授との研究打ち合わせがスケジュール調整に時間がかかったため平成25年4月までずれこんでいるが、研究計画そのものは順調であり、すでに成果の一部を国際会議(The First Conference on Contemporary Philosophy in East Asia)等で発表している。
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Strategy for Future Research Activity |
Sider教授との4月の研究打ち合わせで、来年度の国際会議発表に向けたスケジュールを決めるとともに、具体的な調査文献など研究計画を確認し、その後は、それに基づいて研究を実施する。また、今年度内(あるいは来年度早々)にもう一度Sider教授と研究打ち合わせを行ない、進捗状況を確認して来年度の国際会議発表の内容を固める。必要であれば、研究計画の修正も行なう。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成24年度の未使用額はSider教授との研究打ち合わせがスケジュール調整のため平成25年4月にずれこんだことによるものである。今年度は予定していた研究計画に加え、4月に当該研究打ち合わせを実施する。
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Research Products
(3 results)