2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24720072
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Research Institution | Kanazawa College of Art |
Principal Investigator |
根来 貴成 金沢美術工芸大学, 美術工芸学部, 准教授 (30623128)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | ホスピタリティラウンジ・プロジェクト / 音楽堂 / くつろぎと癒し / 機能性と音楽性 / 公共施設 / 癒しと音楽 / 日本インテリアデザイナー協会(JID) / JID AWARD 2015 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度も椅子のデザインのさらなる可能性を探るため、「ホスピタリティーラウンジ・プロジェクト」として音楽堂を舞台に椅子のデザインを行った。椅子に座って待つ人が不自由に思っている点を機能的に解決する方法と、くつろぎや癒しの観点から音楽性をテーマに取り入れる両面から進めた。音楽堂では、職員や利用者にアンケート調査やアドバイスをもらいながらアイデアを広げ、1/1プロトタイプを制作し検証を行った。その結果、医療分野で得た椅子の機能性と音楽性からイメージされる形が融合した新しい椅子のデザインが多く誕生した。これらの椅子を実際に音楽堂と病院の他、大学や美術館、銀行などの公共施設でも展示し人気投票を行った。その結果、音楽堂、大学、美術館、銀行では上位3つがほぼ同じ結果となった。しかし、病院と銀行では、他では人気のあった座面が楽器のハープのように複数のワイヤーで吊られた座面の椅子が上位ではなかった。病院や銀行などの安全性やセキュリティー性が求められる場所では、座ってはみたいがキャシャな印象を与える構造は心理的に不安な印象を与える。逆に病院では、荷物を座面の両側に置くことができる実用的でシンプルな椅子が上位になった。どこでも人気があったのが、背と座が2本のコイルばね形状のフレームで繋がり程良くベンディングし、体を伸ばすことができる椅子であった。機能と形のバランスが取れた椅子であった。この研究成果を家具メーカーにプレゼンテーションを行い実用化に向けて検討を進めているが、製品化に向けては現時点では不明である。しかし、この研究成果を公益社団法人日本インテリアデザイナー協会(JID)が主催するJID AWARD2015に応募した結果、2次選考を通過している。入賞すれば関連メディアに広報され、東京、名古屋、大阪、福岡での展示やフォーラムを通して産業界に発信され製品化を後押ししてくれるものとなる。
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Remarks |
展示会、メディア掲載情報 ①2014 .9 /30 ~10 /16 石川県立音楽堂 ②2014.11/1~11/3 金沢美術工芸大学 ③2014.11/13~11/16 しいのき迎賓館 ④2014.1/20~11/30 金沢21世紀美術館 ⑤2015.1/14~1/28 金沢市立病院(1/15北國新聞、1/22朝日新聞掲載) ⑥2015.2/16~2/27 北國銀金行(小立野支店、金沢市役所支店)
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