2017 Fiscal Year Research-status Report
シャーロット・ブロンテの一人称小説の形成と発展―18C書簡体小説との関連において
Project/Area Number |
24720140
|
Research Institution | Kansai Gaidai University |
Principal Investigator |
馬渕 恵里 関西外国語大学, 外国語学部, 准教授 (00612912)
|
Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2019-03-31
|
Keywords | シャーロット・ブロンテ / 初期作品 |
Outline of Annual Research Achievements |
産後休暇および育児休業の取得により、平成29年度は1年間研究を中断したため、記載すべき本研究課題の実績はない。平成30年4月1日より研究を再開する予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
平成28年度末までに発生した遅れに加え、今年度は産後休暇と育児休業の取得にともない研究を中断していたため。
|
Strategy for Future Research Activity |
平成28年度途中から研究を中断したことにより、書簡体小説とその形式に関する調査・研究がまだ不十分であるため、書簡体小説に関する資料の調査・収集を引き続き行いながら、とくに18世紀書簡体小説についての研究をさらに進める。そのうえで、平成28年度までの研究により明らかとなったシャーロット・ブロンテの初期作品にみられる語りの形式や特徴ならびにその変容過程をふまえて、シャーロットの一人称語り・形式と18世紀書簡体小説との関連を考察する。平成31年度以降に関連学会等で成果を発表できるよう、最終年度となる1年間で可能な限り研究を進めたい。
|
Causes of Carryover |
(理由) 産後休暇および育児休業の取得により、平成29年度は研究を中断していたため。また、平成28年度途中に研究を中断する前から、当初予定していた国内出張を取りやめざるをえなくなったことと、年度初めの計画通りに研究を遂行することが困難となったため、資料収集や書籍代、データ保存・保管のための電子機器購入費として計上していた予算が余ったため。 (使用計画) 研究再開後も遠方への調査出張が困難であるため、国内外から必要な資料を取り寄せる費用にあてるほか、18世紀書簡体小説に関する資料・書籍の追加購入・取り寄せにあてる。また、最終年度ということもふまえて、研究成果を効果的・効率的に発表するのに必要な電子機器や、これまでの調査等で収集した初期作品関連の書籍や各種資料・文献の保存や管理を行うための環境整備に使用する予定である。
|