2014 Fiscal Year Annual Research Report
学習者とともに学ぶ持続可能性日本語教育教員養成プログラムの構築
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24720231
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| Research Institution | Waseda University |
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Principal Investigator |
トンプソン 美恵子(平野美恵子) 早稲田大学, 日本語教育研究センター, 准教授 (20401606)
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| Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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| Keywords | 同行者としての教師 / 持続可能性日本語教育 / 教師教育 / 協働 / グローバル化社会 / 対話 / 内省 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
グローバル化社会を生きるための力を学習者と教師がともに醸成しあう言語教育、持続可能性日本語教育の展開として、平成26年度は、第一に教師研修、第二に研究成果の発信を行なった。
教師研修は、国内および海外で行なった。国内では、早稲田大学日本語教育センター主催のワークショップにおいて、持続可能性日本語教育とは何かを問い、その体験と体験に対する内省を重視する教師研修を行なった。海外では、台湾において教師研修（協働学習導入日語教学実践研究社群：協働の理念と実践ワークショップ）を行なった。学習者とともに学ぶ同行者性を獲得する手がかりを示すことを目的とし、学習者とともに学ぶ姿勢を醸成するための協働力を、まずは教師間で培うためのワークショップを行なった。
研究成果は、主に以下二点である。第一に、日本語教育の国際研究大会（シドニー日本語教育国際研究大会）において研究成果の発信を行なった。日本語教員養成科目を対象として、学部生による毎回のふり返りレポートとそれに対する教員のコメントの相互作用を分析し、学部生の内省を教師の内省が支えていた様相を示すことで、教師が学習者とともに学ぶ同行者性が学習者の学びに還元される可能性を示唆した。第二に、台湾（協働学習導入日語教学実践研究社群）において、韓国の日本語教師による同行者性に対する認識について発表した。平成25年度に韓国で行なった教師研修で収集した「教師の同行者性」に対する認識をKJ法で分析し、同行者性に対する考え方を実践において実現する際の困難点を示すとともに、困難点を克服するための教員ネットワークのあり方について一試案を提示した。
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