2013 Fiscal Year Research-status Report
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24720395
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Research Institution | International Christian University |
Principal Investigator |
森木 美恵 国際基督教大学, 教養学部, 准教授 (00552340)
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Keywords | 母親業 / 女性の労働参加 / 日本 / タイ |
Research Abstract |
昨年度3月に東京で収集したフォーカスグループデータを定性データ分析ソフトウェアを使用して分析し、論文を執筆した。論文は韓国プサンで開催された国際学会(IUSSP)にて発表し、その後、雑誌投稿論文として加筆・訂正中である。また、8月にはタイバンコクにてタイ人の子育てと働き方に関するフォーカスグループディスカッション(男女、階層別の4グループ)を行いデータを収集した。参加者のリクルーティング方法、参加候補者とのコンタクト、当日の司会進行にあたっては現地のNPO法人と協力して進めた。調査内容についてはマヒドン大学の倫理委員会の審査を受けた。さらに、2014年度初めに日本の母親業と幸福度についての講演をウィーン大学より依頼されているため、幸福度の観点から東京のフォーカスグループデータを再分析した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定されていたデータ分析およびバンコクでのデータ収集が滞りなく進んだため。
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Strategy for Future Research Activity |
まず、2014年度初めにウィーンの国際会議にて母親業と幸福度について発表し、その後論文(雑誌論文または書籍の一章)として加筆・訂正を行う。また、テープ起こしされたバンコクでのフォーカスグループデータを詳しく分析する。データ収集については、東京における学歴と職歴および母親業の関係性をより詳細に調査するために、高学歴者のライフコースをたどりながら彼女・彼らの母親業に関わる価値認識についてインタビューを行う予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
1)2012年度よりの繰越金で支払い予定であった東京でのフォーカスグループに係る業務委託費が予定よりも少額ですんだため、2)バンコクでのフォーカスグループに係る業務委託費が予定よりも少額ですんだため。 1)オーストリアのウィーン大学で4月末に開催された国際会議で招聘講演するための滞在費の一部とする。飛行機代と宿泊費は先方の支払いであるが、一律支給額での不足部分の補てんとする。 2) 5月に開催される日本文化人類学会50周年記念国際研究大会(日本文化人類学会、国際人類学民族科学連合の共催)参加費とする。 3)書籍費とする。
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